今回は昨日行われたルヴァンカップ決勝名古屋グランパスvsアルビレックス新潟をT V観戦した様子をお伝えしていきたいと思います。
ともにリーグ戦では中位であり、優勝争いからは大きく後退はしていますが、地元名古屋、そして丁寧なビルドアップを徹底してボール保持から攻撃的なサッカーを展開する新潟の決勝戦は是非とも見たかったカードになります。
特に注目した選手は新潟の大学生C B稲村隼翔選手です。実は初めてプレーを見ることとなりましたが、左利きのC B、そして強気に前にボールを送っていく姿勢に非常に好感が持てました。
在籍中の東洋大学が関東リーグ真っ只中ではありますが新潟の試合に送ったということで東洋大学に新潟のサポーターから寄付金が送られるなど微笑ましいエピソードも重なりました。新潟のサポーターが熱狂的かつ、紳士的でアットホームな雰囲気が伝わります。
このような環境でサッカーができる選手たちは非常に羨ましいなあと常々感じています。
互いのシステムは名古屋3−4−3、新潟は4−2−3−1でスタート。序盤から名古屋が主導権を握ります。1トップの永井選手の背後への動き出しや、守備時の猛烈なプレス、そして献身的なプレスバックは新潟の脅威になっていました。
G Kのランゲラック選手がM V Pとなりましたが、私の中では2得点を奪い、攻守に渡り大活躍をしたベテラン永井選手が影のM V Pであったと感じています。35歳の大ベテラン選手があれだけチームのために献身的に守備をする姿を見れば全員が「自分もやらなくては!!」と思うのではないかなと。まさに名古屋号の船頭となっていました。
一方の新潟はそのプレスにも怯まず徹底したポゼッションを展開していました。綻びが生まれて失点はしてしまいましたが、丁寧なボール保持がジャブとなりじわじわとボール保持率が上がり、名古屋もボールを奪うことができないため体力を消耗していくこととなりました。その結果2度に渡り新潟が同点に追いつくといった試合展開になったと感じています。
特に新潟の左サイドのビルドアップはお見事であり左S Bの橋本選手、左C Bの稲村選手の左足から繰り広げられる縦パスは必見です。まだの方は残りのリーグ戦で是非見ていただきたいと思います。そしてJ3からJ1まで上り詰めた谷口選手のシュートテクニックやシュートまでのプレーもまさに「点取屋」といった雰囲気を持っています。途中出場の選手たちが活躍をするといった形になったため、ベンチワーク、互いの選手起用も見応えのあるゲームとなりました。
実は少し観客として、1サッカーファンとしてゲームを見てしまったため、あまりゲーム分析といった内容にはなっておりませんのでそこはご了承いただけましたら幸いです。
素晴らしいサポーターたちのもと満員となった国立競技場、そして白熱したゲーム。Jリーグはやっぱり面白いですね。ここからJ1は優勝争い、各リーグは昇降格を争う痺れるゲームが待っています。まだまだ最後まで見ていきたいと思います。
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