今回は指導案を作り実践し、そのフィードバックを受けることの大切さについて書きたいと思います。
人に自分のトレーニングを見てもらうこと自体恥ずかしいのに、フィードバックはちょっと・・・って声が聞こえてきそうですね。
私が考えるフィードバックを受ける目的・効果は2つです。
フィードバックを受ける目的・効果
自己認識の向上
学習におけるフィードバックは、個人の自己認識を向上させる効果があります。簡単に言うと、自分で強みだと持っていたものがそうではなかったり、弱みだと思っていた部分が強みだったりすることに気づく力です。
これって結構日常生活ではあるのではないでしょうか?
この気づき・自己認識の手助けになるのがフィードバックです。
他者からの意見やアドバイスを通じて、自分の強みや弱み、課題を客観的に理解することができます。これにより、自分のスキルや知識の把握が進みます。自己認識の向上は、学習者が自らの成長に対して責任を持ち、継続的な進化を遂げる基盤となります。
効果的な学習戦略の構築
フィードバックは、学習者が自らの学習戦略を最適化するのに役立ちます。定期的な評価やコメントを通じて、何がうまくいっているか、どの部分が改善の余地があるかを知ることができます。これも、自己認識の向上と若干被りますが案外自分ではうまくいっている・予定通り事が進んでいると思っていても、他者から見てみると「そうでもなかった・・・」なんてことはよくありますよね?
効果的な学習戦略を構築し、時間やエネルギーを最適に活用するには「他者の目」は必ず必要であると私は考えています。フィードバックを取り入れた学習は、目標達成への効率を高める一方で、学習者が深い理解と自分の現在地をするうえでとても重要です。
ではここからは指導案作りの本題に入ってきます。
指導案を作り実践する部分につきましては、以前の記事「トレーニングの構築」をご覧ください。
それでは、以下が私がフィードバックを受けた指導案です。ご覧ください。
しっかりとプランを立てて実践に臨みました。実践後に現在水戸ホーリーホックのトップチーム監督の濱崎さんにいただいたフィードバックです。ちなみに濱崎さんは私の高校、大学の先輩であり非常にお世話になっている方です。みなさん水戸ホーリーホックをぜひ応援よろしくお願いします。
それはさておき、私が実践の中で見えていなかった部分を非常に多く指摘していただけました。これをもとにまた考えを整理して次の実践に向かいました。どんどん整理されていくことがわかりました。私はこのようにプランをたて、実践し、フィードバックをいただくという機会を意図的に作ってきました。
見られるということが苦手な方もいると思いますが、見られることで得られることも非常に多くあります。また、私はB級トライアル、B級の間のトレーニング(ライセンス講習会では講習会と講習会の間にA級ジェネラル以上の方に実践を見てもらうという宿題が出ます)、そしてA級ジェネラルのトライアル、A級ジェネラルの間のトレーニングを見せていただきフィードバックをさせていただくという機会を数年前から続けており、自分の考え方の整理に非常に役立っております。
現在もメール等で指導案を送っていただきフィードバックをさせていただくということもおこなっております。
もしよろしければ、ご連絡ください。一緒にサッカーのディスカッションをしましょう。
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