指導案をしっかり解説
今回は「中盤でボールを奪いにくる守備に対する攻撃の改善」について書いていきたいと思います。
項目の最後に指導案を載せてます。
高い位置からの守備とは違って少しボールの奪いどころを低くした「中盤でボールを奪う守備」。守るスペースを少なくして相手GKを除いた10人を相手に同数でボールを奪いにいくため、高い位置からの守備よりよく行われる守備の方法となります。その守備をどのように攻略していくかを落とし込むためのトレーニング指導案になります。
まず、私はどのようなゲーム・試合運びをしたいかを考えます。つまりTRを考える際は逆算です。これは皆さんも同様かとは思いますが、最後にどんな姿に選手がなってほしいかを考えてみてください。
ここでは最後の11対11での選手の姿がそれにあたります。今回は改善チーム、非改善チームと分けて考えていきます。イメージとして改善チームは自分のチーム、そして非改善チームは週末に対戦する相手チームのようなイメージです。
このゲームに関しては普通のゲームをしますが、今回作ったW-up~TR2で積み上げてきたものがきちんと発揮できるかどうかの確認のゲームになります。また、TR2ではこの後説明をしますが、攻撃に少し特化するため4局面を少し削ったものになりますのでこの最後のゲームでは、4局面全てでコンセプトを伝えていくということも加わります。
ではTR2です。こちらも11対11ではありますが、白チームを改善チームとし、上に向かって攻撃をしていきますが、エリアを3つに区切り、一番上のゾーンに侵入することを目指す1wayのライン突破を目的とします。よって最後のゲームとは少し異なります。
そして、TR1の6対6+2S+1F。ここでは今回中盤の攻撃をしていく上で獲得しておいてほしい要素が繰り返し起こり、そして人数を削り、反復が増すトレーニングを設定します。
ちょうど4−4−2対4−4−2の真ん中ゾーンをイメージしたものになります。オプションとして、「F」のフリーマンを最初はつけて動きや狙いの反復をしますが、慣れてきたらフリーマンを外すことでより一層ゲームに近づいていきますし、難易度が上がります。
難易度が上がった中でテクニックが発揮できるようにしていきます。ここで大切な要素はズバリ「距離感」です。ゲームからの逆算になりますのでゲームに近い、ゲームで保ちたい距離感、また、指導者がイメージする距離感で行うことが大切になってきます。
これは先日ロアッソ熊本のヘッドコーチである藤本主税さんとお話をしたときに
「ポゼッショントレーニングとゲームがつながっていない原因の一つに距離感がある」
ということをお聞きし、非常にしっくりきた感覚です。このTR1ではTR2、GAMEに繋げるために適切なオーガナイズを設定していくことが求められます。
最初はW-upです。ここではパス&コントロールと4対4+2S+1Fの2つを設定しました。ゲームの中で繰り返し行う動きの反復のパス&コントロール。ここで今日使ってほしい動きを徹底して落とし込みます。
ここが実は核になるところかなと思っています。そしてポゼッションについてはTR1より人数そしてラインを少なくしたものにしています。これもTR1同様TR2、GAMEにつなげていくものになります。ここでも「距離感」を非常に大事にします。もちろんパス&コントロールの距離も一緒です。
このような形でトレーニングを組み、コンセプトを落とし込んでいきます。
以下の指導案をご覧ください。。
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