今回は私がビルドアップ時に採用している「ピックアップ」という共通言語について書いていきたいと思います。
この「ピックアップ」という言葉は私の記事にはよく出てくる言葉だと思いますので既に皆様の中にも「あぁあれね」と思われる方もいるかもしれませんがお付き合いください。
このように赤チームが左側に向かって前進していこうとしているビルドアップの場面を想像してください。赤は4バック、そして青は2トップという形です。2C Bで2トップを超えることができれば問題はありませんし、まずはそこが目的です。しかし、2トップのプレッシャーが強くなかなか2C Bだけでは前進できない状況の時に「ピックアップ」という共通言語を使います。
図のように2C Bがペナルティエリアの幅に広がり幅を確保して、S Bは外の高い位置をとるか、内側に入り偽S Bのような形を取ります。(これはチームによって変わると思いますし、相手の立ち位置にもよると思います。左右で違う動きをすることもあります。)そして、アンカーまたはボランチ一枚がC B間に降りて、3バックを形成する動きになります。
4バックから3バックへの可変によく使われる動きだと思います。これにより相手2トップに対してプラス1の数的優位を作ることができるためビルドアップに安定感が出ます。
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