指導哲学/考え方– category –
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【サッカー講義】“見る”から“観る”へ:判断するために情報収集しよう
“見る”から“観る”へ サッカーの試合を観ていると、同じ「見る」という行為であっても、選手によってその質はまったく異なることに気づきます。ある選手は、ボールを受ける前から周囲の状況を把握し、次の展開をイメージしている。一方で、別の選手は、ただ... -
【サッカー講義】「言語化」の力:再現性を生む秘訣
感覚に頼らず「言語化」する 我々は「言語化」の必要性がスポーツにおいては高まっていると考えています。もちろん、以前から監督やコーチが選手に対して声をかける場面は当たり前にありました。しかし、「声かけ=言語化」とは少し違います。 たとえば「... -
【サッカー講義】格上の相手に挑むときのポイント:必要なのは戦い方の整理
はじめに 「相手が明らかに格上…」。サッカーにおいてこう感じる瞬間に出くわす可能性は十分あります。個々のスキルやフィジカルが優れているのはもちろん、チーム戦術も洗練されている相手を前に、「どうせ勝てない……」とネガティブになっていしまうチー... -
【サッカー講義】スキルか、戦術か――再現性がもたらすサッカーの本質
はじめに サッカーを語るとき、多くの人は華麗なドリブル、正確無比な針の穴を通すようなパス、強烈なシュートなど、いわゆる「スキル(個人技)」に目を奪われがちです。メッシの独特なボールタッチや、ネイマールのトリッキーなフェイント、ロナウドの打... -
【サッカー解説:戦術編】グアルディオラの「5レーン理論」:ピッチを5分割する発想
はじめに サッカーにおいて「ピッチをどう使うか」は、戦術の根幹を左右する重大テーマです。皆さんは指導の際、「幅を取れ」「縦を急がず安全に回せ」などの声をかけることが多いかと思います。しかし、具体的に“どのエリアに選手を配置して、どんな角度... -
【サッカー講義】プレーモデルを学ぶことの重要性
はじめに サッカーの現場で「プレーモデル」という言葉を耳にする機会が増えてきました。これは主にチームが目指すべきプレーの基準やスタイルを体系化したもので、選手・指導者の間で共有する“共通言語”のような役割を果たします。いわゆる「チームコンセ... -
【サッカー講義】GKのポジションを全員が体験しよう:経験で見えてくること
GKは“特別”だけど“特別じゃない”? ゴールキーパーは特殊なポジションだと語られがちです。確かに手が使えるという大きな特徴がありますし、ビルドアップや最後の砦としての役割はほかの選手とは異なります。しかし現代サッカーを見渡すと、GKは単にゴール... -
【先天的な才能】VS【後天的に努力で取得するスキル】:指導者のできることは何か?
はじめに サッカだけでなくスポーツ競技におていは選手個々の「センス」や「才能」が大きく勝敗を左右することが多々あります。ウサイン・ボルトはその典型例でしょう。多くの指導者が「生まれつきの才能」と「日々の努力」のどちらが重要か、またどのよう... -
【すぐに試せる】8つのメンタルスキルの重要性と鍛え方
スポーツの世界では、肉体的なトレーニングや戦術理解と並んで、「メンタルの強さ」が非常に重要であることは多くの方がご存知だと思います。特に、海外のスポーツ心理学の研究においては「メンタルスキルは誰でも学ぶことができ、トレーニングすれば誰で... -
【新年に取り組むべき】強固なチームビルディング・理想の姿になるためのステップ
*今回に記事は、実際に企業等で導入さえれているチームビルディング・コーチングの方法を【サッカー】に落とし込んだものなります。私自身、また周囲の人間も実際に研修をうけ効果を感じているものを抜粋してお伝えします。1回では記事に納まりきらないた...