前編を観ていない方は、記事の最後にURLを貼っておくのでそちらも是非ご確認お願い致します。
ボールを持っていない選手に対しての原則
正しいポジションを取ること(マークの原則)
こちらもボールありの状況と一緒で正しいポジションを取ることが大切です。ではマークの原則について整理していきましょう。
ボールとマーカー同一視
例えば上の図の赤の選手は正しいポジションが取れていませんね。ボールを見ることはできているかもしれませんが、マークすべき選手は視野に入っていません。
例えばこの様な状態であればマークも、ボールも両方見ることができますね。このように同一視できる正しいポジションを取ることが大切です。
.マーカーとゴールの中心を結んだ線上に立つ
この様なイメージです。相手はゴールに向かってプレーをします。そのゴールを隠すというイメージです。
インターセプトを狙う、かつ背後を取られないアラートポジション
私は、マークの原則の中に「アラートポジション」という言葉を入れています。
図のようなインターセプトも狙える、背後には知られても守ることができるポジションを意味しています。
このように全ての原則が整理されたポジションを取ることがゴールを守り、ボールを奪うことにつながっていきます。特にオフ(ボールがないところ)で集中力を保ってポジションを取ることができるかどうかは非常に大切です。
指導者の方々もボールを持っていない選手のポジションや状況を見ていくことが守備を構築していく上で非常に大切になります。原因はほぼオフにあります。
アプローチ
a.適切なポジションから、b.ボールの状況に応じて、c.スピードを変化させて。この3つが大切です。
ボール状況とは下記の図の様なイメージになります。
相手がどの様な状態でボールを持っているかをしっかりと見ることが大切です。
チャレンジの優先順位
最後はチャレンジの優先順位です。a.インターセプトを狙うこと、b.ボールを奪うチャンスを逃さない(相手のコントロール際、相手からボールが離れた瞬間を狙う等)、c.前を向かせない、d.相手の進路(コース)を限定すること。になります。
いかがでしたでしょうか?当たり前のことではありますし、目新しいものではないと思いますが、一度整理をしてみると、大切なことが見えてくると思います。是非参考にしていただければと思います。
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