大原則として指導者が理解しておかないといけないこと。それは・・・
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あのメッシやロナウドでさえもミスを犯します。
そういったミスが起こってしまった際に、責めるのではなく鼓舞するような雰囲気作りがとても重要であると我々は考えています。ただし、ミスをへらへら笑って許してしまったりトレーニングや試合中に生ぬるい雰囲気になるといったことを推奨しているわけではありません。
もちろん拮抗した試合や、激しい・インテンシティーの高いトレーニングの中では、ミスというものが勝敗を大きく分けたりトレーニングのオーガナイズを成立させなくなる可能性あるというのは充分考えられると思います。そんな中で指導者として何ができるかといった観点を3つまとめました。ぜひ以下の心の持ちようだったり、具体的な実践方法をチームでも試していただければと思います。
選手たちがのびのびと集中してトレーニングや試合に取り組める空間について一緒に考えていきましょう。
ミスを恐れる心がプレーを妨げる
「ミスしてはいけない」という考え方自体が、すでにプレーに集中できていない状態を表しています。例えば、「絶対に勝ちたい」「負けたくない」と強く思うことも、試合や練習の最中にその瞬間のプレーに集中できなくなる原因です。
選手が本当に良いパフォーマンスを発揮するためには、「今この瞬間に何が起きているのか」に集中し、過去や未来への不安を手放すことが大切です。キーワードは「今、この瞬間のプレーに集中」です。
ミスを受け入れ【FB】ではなく【FF】
・FB フィードバック 起こった事象に対して注意喚起すること
・FF フィードフォワード 起こりうる事象に対して事前に助言すること
ミスした時に一番落ち込むのは選手達です。そこで「どうしてそんなプレーしたんだ!!」と怒号を飛ばすようでは、ますますメンタルがやられてしまいます。
だからこそコーチや指導者はミスを許容し、選手たちが目の前のプレーに集中できる環境を提供する必要があります。選手がミスをしても、その瞬間に怒るのではなく、相手や状況に集中できるようサポートすることで、選手はより良いプレーをすることができるようになります。
起こった事象に対して、指摘すること・FB(フェードバック)は誰でもできます。
誰でもできることをやっていては一流の指導者にはなれません。
指導者であれば起こりうる事象を何通りも予測し、事前にアドバイス・FF(フェードフォワード)が必要だと考えています。
選手たちはミスを通じて学び、成長するものです。ですから、ミスを恐れずにチャレンジすることが許される環境、そしてそのミスを防ぐため対策・助言こそが彼らの成長にとって非常に重要です。
環境づくりの工夫
では、どのようにしてそのような環境を作ることができるでしょうか?それは、ミスが生まれることを前提とした環境を意図的にデザインすることです。ミスを恐れることなく挑戦できる雰囲気を作り、そのミスから学び、解決策を模索す場を与えることが、指導者の一つの重要な役割です。
個人的に、ルールやオーガナイズを頻繁に変え、選手に新しい刺激を与えることで、彼らが常にチャレンジ精神を持って、思考・実行・振り返りをプ主体的にできる環境を整えるようにしています。
いかがでしたか?明日からでもすぐに実践できそうな内容ではないでしょうか?
是非試してみてください!!
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