皆さんもご存じの通り、スポーツの世界では即効性や短期間でのトレーニングで成果が得られることはほとんどありません。
そんな魔法みたいな方法があれば、全員メッシやクリロナみたいな選手になっています。
これは実社会においても一緒です。たまに、裏技的・短期間で成果を出すようなもの(本や働き方)が強調されがちですが、本質的な成功は「毎日コツコツ」という習慣から生まれると私は思っています。
むしろそれ以外では生まれないので??
今回は、日々の小さな積み重ねがいかに大きな成果につながるかを伝えるとともに、指導者として「毎日コツコツの重要性」を選手たちに説くことが非常に重要だということ。
また、良い習慣が徹底できるように「当たり前の高いレベルの環境」を指導者が整えてあげることの重要性も同時に伝えていきたいと思っています。
では早速以下をご覧ください。
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日々の小さな改善
トップアスリートやビジネスの成功者たちは、「突然現れた」と見なされますが、その裏では毎日の小さな努力を継続しています。
例えば、1日1%の改善を続けることで、1年後には約37倍の成果を生み出すことができるという数学的事実があります。37倍ですよ!?!?毎日、たった1%の改善を継続するだけで・・・
これはすごいことだと私は考えています。
良く練習中に聞こえるのが
「最後まで走り切れ!!」
「手を抜くな」
「諦めるな」
等々の掛け声でしょう。
「最後にちょっと手を抜いてしまう選手・プレッシャーを緩めてしまう選手」と「最後まで全力・プレッシャーも常に高強度の選手」では、1年後に37倍もの差がつく計算になってしまいます。(実際はもっと大きいかもしれません…)
この「複利の魔法」、1%の改善の話を選手たちに伝えているのといないのとでは、日々の彼らのトレーニング対する姿勢も変わってくるのではないかと私は考えています。
「なぜ手を抜いてはいけないのか?」
それを指導者として選手に伝えることが私はとても重要だと思います。
日々の小さな進歩が長期的には計り知れない「差」を生むのです。
環境の構築
私たちの行動・習慣を当たり前にしたければ環境を徹底的に整えることが重要です。結局は周囲の環境に強く影響されてしまうのが我々人間です。
例えば、先輩たちの行動が以下のようになっていれば毎年入ってくる新入部員もそれをマネして「環境の設計」が完了します。
そしていい習慣が当たり前のようにできる思っています。
・荷物は整理整頓する
・挨拶はしっかりと行う
・プレッシャーは高強度
・最後まで決して手を抜かない
・ピッチに出たら年齢関係なく意見交換
・お互いのフィードバックを常に行う
このようなことが「当たり前の習慣」になっているチームと、そうでないチームではどちらが良いチームとなる可能性が大きいでしょうか?
言うまでもないと思います。
指導者が環境を意図的に設計することで、望ましい習慣を身に着けさせ、不要な習慣は排除することができます。
「環境を整えること=目標達成の確立を上げる」と自分と選手に言い聞かせて、環境の構築に拘ってみてはどうでしょうか?
まとめ
毎日1%の改善を心がけること・実行することで、選手の1年後・2年後…チームの未来が確実に変わってきます。そしてその習慣を身に着けさせるのは、指導者の仕事です。
環境を適切に構築することで良い習慣が身に付き、それがチームの文化となります。強豪校が「強豪」でいられる理由は「環境」と「習慣」がポイントだと私は思っています。
皆さんも是非、自チームの環境と習慣を見直してみてはいかがでしょうか?
今回私が参考にした書籍を以下にて貼っておきます!!
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