「各ポジションの名称の整理:前編」の続きになりますので、まだそちらを見ていない方は、以下のリンクからそちらをご確認ください。
ではM Fをみていきましょう。
この真ん中に位置する選手はボランチ(VO)と呼びます。
私はボランチが2人いる時にはダブルボランチと呼ぶため、ボランチという呼び方は2人並べる時に使用します。他にはディフェンシブハーフ(DH)と呼ばれたりします。4-4-2フラットや、ボックスのシステムを取る場合や、4-3-4-1-2、3-6-1、3-4-3フラットのシステムの時にはこのように呼ぶことが多いです。
続いて1人の場合はアンカー(A C)と呼びます。ここはボランチは2人、アンカーは1人という使い分けをしています。4-3-3や、3-1-5-2、4-4-2ダイヤモンドの場合などはアンカーと呼んでいます。
続いてのポジションはインサイドハーフ(IH)です。このポジションもボランチ同様で2枚並べる時にはこのように呼びます。シャドー(SD)とも呼ぶことがあります。4-3-3-や3-1-4-2、3-6-1、3-4-1-2の時などにはこの名称を使います。
このポジションはトップ下。1人の場合はトップ下と呼びます。攻撃的MF(AM)やセカンドトップ(ST)などと呼ばれることもあります。
私はトップ下と呼ぶことが多いです。しかし私が行ったアジアの国ではあまりこの名称がないため、攻撃的MFと言っていました。アタッキングミットフィルダーとかのイメージですね。
では次のポジションに移ります。このポジションは4-4-2や4-5-1、4-2-3-1というシステム表記であれば、サイドハーフ(SH)と呼んでいます。
中盤のサイドに位置する選手という感覚です。4-3-2-1や4-3-1-2の3の横にいる選手たちもこの呼び方をします。(下記図参照)
4−3−3という表記であればウイング(W G)と呼びます。より攻撃的なイメージです。(下記図参照)
では最後はF Wです。
このポジションは基本的にはセンターフォワード(CF)と呼びます。私は1人の場合はセンターフォワード、2枚の時は2トップと呼ぶことが多いです。3枚の時はセンターフォワードとウイングに分けています。
いかがでしたでしょうか?
各ポジションや各システム、役割によって名称がたくさんあることがわかります。そして、9番、10番といった数字でポジション示す国もあります。
そしてチームで名称を決めているチームもあると思います。なんでも良いと思いますが少なくともチームの中では共通の名称が決まっていると良いかなと思います。それが共通理解の第一歩になると思っています。
ぜひ何かの参考になればと思います。
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