今回はエリア別の攻撃の目的について書いていきたいと思います。
まず、みなさんは「攻撃の目的」と聞いてどのようなことを想像しますか??
おそらく色々な考え方があると思います。かなり広い意味の質問だと思いますので当然ですね。
攻撃にも様々な種類があると思います。
これはおそらく選手も全く同じことが言えます。「今日は攻撃のトレーニングをするぞ!」といった時にさまざまなイメージが思い浮かぶと思います。
私は攻撃を大きく2つのエリアに分けて考えていくようにしています。もちろん、もっと細分化していきますが、まずは下記のように考えていきます。
【①】のエリアについてですが相手陣ラスト25mのことをアタックエリアと呼びます。ここでの目的は7.32mのゴールにボールを入れることが目的となります。そしてカウンターアタック等を除くとほとんどのケースは数的不利の状況でのプレーが求められます。
そして【②】のエリア。
自陣から80mのことを構築エリアと呼んでいます。ここの目的は幅68mを使ってボールと人を前に運ぶことが目的となります。そして、G Kを含めてこちらもほとんどのプレーが数的優位もしくは同数の状態になります。
このように分けて考えてみると、同じ「攻撃」でもかなり構造が変わります。ということはトレーニングを考えていく中ではこの構造や目的をしっかりと把握しておき、少なくともどちらのトレーニングなのか?それとも混在したトレーニングなのか?ということを理解しておく必要があります。私がよくお話しさせていただく「目的」をはっきりする、ということにつながります。
当然目的が変わるので手段・方法、必要な技術も変化していきます。
シンプルではありますがこのようなエリアを分けることで目的が変わり、やるべきことが明確になっていきます。ぜひ参考にしていただけたらと思います。
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