少し前の試合にはなりますが、FC東京の松木選手と安斎選手のコンビから生まれたゴールは胸が熱くなりましたね。高校時代のコンビがプロになっても、同じチームでプレーするなんて中々ないのではないでしょうか?
そしてやはり松木選手はメンタルが強いな~と感心します
・2年連続選手権準優勝後の最後の年は3冠達成
・FC東京のキャプテン
あの年齢でここまでの経験は中々ないのでは。
さてここでメンタルが強いといわれる松木選手ですが、彼のように2年連続準優勝という逆境の中でも、最後の年にしっかりと優勝という結果を残すようなメンタルの強さはどこから来るのでしょうか?
そこを紐解いていきたいと思います。
逆境はできれば避けがたいものですが、それを乗り越えることで選手としては成長できます。不遇だと思われ状況を前向きにとらえることで、私たちは大きく成長できるのです。
ネガティブを引きずるのが悪いわけではない
メンタル弱いと聞くと否定的に捉えがちですが、実はそれは成長の糧となります。
ネガティブな感情は自分を守り、成長させるための防衛反応となることが多いです。例えば、失敗や挫折は痛みを伴いますが、いつまでも引きずる可能性が十分にあるかと思います。人間は誰しもそうです。
ただしその痛み、ある種の悔しさを忘れないことが私たちを突き動かす原動力となります。
2年連続準優勝という「あと一歩で・・・」という悔しさを松木選手はいつまでも忘れなかったから、最後の年に3冠を達成できたのだと私は思っています。
心の痛みは次に同じ過ちを犯さないよう、警鐘の役割をはたしてくれるのです
二つの軸でメンタルを見る
通常、メンタルの強さを「強いか弱いか」という一次元的な視点で評価しがちです。しかし、もう一つの味方があります。
それは「自然か不自然か」という新たな軸を提案しています。自然な感情は、たとえそれがネガティブであっても、人間らしい正常な反応であると捉えましょう。
例えば、試合前に緊張することはネガティブな感情と捉えがちですし、ここでメンタルが強ければ過度な緊張を抑えることができるかもしれません。
では、緊張が「自然か不自然か」という観点でみたら、自然な感情ではないでしょうか?
あのイチロー選手でさえ、記録を追っているときはバッターボックスに立つ前は吐き気がしたというくらいです。
自然に出てくる感情をネガティブと捉えずに、自然な減少と捉えてみると見方が変わってくると私は考えています。
行動がすべてを解決する
逆境に直面したとき、多くの人は感情に溺れ、行動を停止してしまいます。しかしながら行動こそが解決への鍵であると説いています。不安や恐怖を感じたら、それを直視し、具体的な行動に移すことで、メンタルを強化し、状況を改善することができます。
ネガティブな感情や、自然に湧き上がってくる負の感情に対して考え込んでいても仕方がないと思っています。
一旦湧き上がってしまった感情は変えることができませんが、その感情に対してどう考えるかという「思考」は変えられると私は考えています。
そして思考を変えることで行動が変わっていきます。
つまりどんなに負の感情が起こったとしても、行動(いつも通りのルーティンワーク)をこなすことで「今日の大丈夫、いつも通りだ」という自信を蘇らせてくれるのです。
まとめ
逆境は避けられないものですが、それをどのように捉え、どのように対処するかが私たちの成長を大きく左右します。メンタルの「弱さ」が時に推進力となり、積極的に行動を起こすことができれば、どんな逆境も乗り越えられるはずだと私は考えています。
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