今回はゲーム・トレーニングでどのようなことを考えているか、私の思考をまとめてみました。
まず下記の図をご覧ください。
おそらく「????」の方が多いかと思いますので、言語化してみました。
【攻撃】
サッカーの攻撃において、プレーヤーは常に相手の動きやボールの位置を注意深く観察する「観る」必要があります。
攻撃の際に考慮すべきポイントは多岐にわたりますが、
・相手が接近しているかどうか
・前進できるか
・サポートが必要かどうか
等を確認します。このとき、視野を広く保ち、
観て→判断して(選んで)→実行に移す
という一連の流れが必要です。
また「観る」に関しては相手とボールの状況だけでなく、自分の味方の位置や動きも把握することが重要です。
攻撃の実行を支える要素として、パスとコントロールの質、そして準備が挙げられます。
【目的】
攻撃の目的はゴールへの突破、シュート、前進(ビルドアップやポゼッション)などがあります。選手はこれらの目的に合わせて、背後へのアクション、前を向く、仕掛ける、間を取る(ライン間)、運ぶなどの具体的なアクション【実行】を考えながらプレーします。
【相手を動かす】
相手を動かすことも攻撃の重要な要素であり、テンポを上げる、前を窺う、オフでの駆け引き、縦パスやドリブルで相手を固める、左右への揺さぶりなどが戦術として取り入れられます。
【失わない攻撃】
失わないことも攻撃の鍵であり、無理矢理前進せずに安定させ、相手の人数や味方の位置を考慮して複数の選択肢を持つことが求められます。
動きながらプレーし、「オンザボール」の置き所や「オフザボール」のサポート、アングルやアクションに注意を払い、味方を助けることも攻撃の成功に繋がります。
【次のイメージ・オンオフの関わり】
プレーヤーは次のイメージやアイデアを持ちながらプレーし、1タッチや2タッチの選択肢を検討することが重要です。
オン・オフでの関わりを大切にし、攻守にわたって連携を続けます。また、相手の守備を観察し、システムや噛み合わせを考慮しながら前進やフィニッシュエリアへの侵入、数的・位置的・能力的な優位を活かすことも攻撃の重要な要素です。
【攻から守への切り替え】
攻から守に切り替わった時のバランスも欠かせません。まずはボールを抑え、相手の最速(カウンター)を防ぎます。そして、整ったらボールを奪いに行く。この過程で声や決断を共有し、相手に越えられた場合はプレスバックして守備に切り替えることが求められます。攻守の切り替えにスムーズな連携があり、全体としての戦術が成り立ちます。
このようなことを獲得させていくためにトレーニングを行っていきます。私はこの図をもとにトレーニングを考えていきます。
皆さんも是非、一度自分の思考をアウトプットしてみてはいかがでしょうか?
コメント