はじめに
「ボール保持率 70%、シュート数 15 本、決定機ゼロ」。
そんな試合を経験すると、“なぜ支配しているはずなのに点が入らないのか” と首をかしげたくなります。本稿では ゴールこじ開けられない7つの典型要因 を解説します。
「保持させられている」だけ
- 相手は自陣 5‐4 ブロックで中央を密閉
- 自軍は CB–SB 間を往復しながら横パスを重ね、支配率は上がる
- しかし楔のパスやペナルティーエリア付近へ侵入できず、シュート期待値はほとんど上がらない
守備側は「奪うこと」より「奪われないこと」を優先してブロックを敷き、外回しのパスをわざと許容します。ボールを持つ側は 『空いている場所=使える場所』 と考えて、深い位置の SB に預け続けるため 数的優位が生まれない中でボールが循環しているだけの状況。結果として“保持”しているのではなく“持たされている”状態に陥ります。
勇気を欠いた縦パス
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