はじめに
2021年に初めて開催したサッカー指導者対象の講習会(クリニック)は、今年で3年目を迎えました。最初は試行錯誤しながらのスタートでしたが、気づけば多くの指導者の方々とつながり、サッカーを通じて学び合う場を提供できるようになりました。このクリニックを続けている理由、そして今後の目標についてお伝えします。
講習会を開催する理由
講習会を定期的に開催している背景には、以下のような思いがあります。
指導者の方々に学ぶ機会を提供する
サッカー指導においては、日々の実践や経験を通じて得られる学びが大きいですが、体系的に学ぶ機会も必要です。このクリニックでは、サッカーの戦術やトレーニング方法、選手へのアプローチの仕方など、実践的な内容を共有し、指導者のスキル向上をサポートしています。また、他の指導者と意見を交換することで、新しい視点を得られる場にもなっています。
自分の知識や経験を伝える場を作りたい
長年の指導経験や現場で得た知見を、次世代の指導者に伝えることは大切だと考えています。自分が経験してきた成功や失敗、そこから学んだことを共有することで、他の指導者がより良い指導を行えるようになると信じています。これは、サッカーの未来を育てるための大切なステップでもあります。
指導者仲間を増やす
サッカーの指導は孤独になりがちです。日々の練習や試合に追われ、他の指導者と情報交換する機会が少ないという方も多いのではないでしょうか。このクリニックを通じて、同じ目標を持つ指導者が集まり、互いに刺激し合い、共に成長できるコミュニティを作りたいと考えています。
指導者もサッカーを楽しむ機会を提供
サッカーを愛する指導者であっても、選手たちを指導する立場になると、自らボールを蹴る機会が減ってしまうことが多いです。そこで、このクリニックでは、指導者自身がボールを蹴り、サッカーの楽しさを再確認する時間も設けています。自身がサッカーを楽しむことで、指導に対するモチベーションも高まります。
映像による情報発信
講習会の様子を映像に残すことで、参加できなかった指導者にも学びの機会を提供しています。映像を通じて、実際にどのような指導が行われているのかを視覚的に理解することができ、現場での活用につなげることができます。この映像コンテンツは、いつでも見返すことができるため、指導者の継続的な学びをサポートします。
Itaru Methodの体験
私たちが提供する「Itaru Method」は、文字や映像だけでなく、実際に体を動かしながら体験することでその効果を実感してもらうことを重視しています。リアルな体験を通じて、指導法や戦術を自らの体で感じることで、理解が深まり、実際の現場での応用がしやすくなります。
現状と今後の目標
このような思いを持ってスタートした講習会ですが、現時点では愛知県内のみでの開催となっています。日本全国の指導者に向けて、さらに多くの地域でこのクリニックを開催し、サッカーの楽しさと指導の奥深さを伝えていきたいと考えています。また、海外では現在台湾での開催実績がありますが、他の国でも同様に展開していくことを目指しています。
サッカーを通じたつながりを広げたい
サッカーは国や地域を越えて人々をつなげる力を持っています。この講習会を通じて、サッカーという共通の言語で多くの指導者がつながり、互いに学び合い、高め合う場を作りたいと思います。そして、このつながりを通じて、サッカーがさらに多くの人に愛され、次世代の選手たちが成長していくことを願っています。
講習会を通じて、これからもサッカーの魅力と指導の楽しさを発信し続け、サッカーコミュニティの一員として貢献していけたらと考えています。
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