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  4. 【サッカー講義】4つのトレーニング形式に関するメリット・デメリット

【サッカー講義】4つのトレーニング形式に関するメリット・デメリット

2024 11/14
理論/TRメニュー トレーニングメニュー 原理原則 未分類
2024年11月14日
目次

はじめに

サッカーが上達するうえでは様々なトレーニング方法があります。






今回は


〇ドリルトレーニング
〇ポゼッショントレーニング
〇シャドートレーニング
〇コンディショントレーニング

上記4つについてnoteをまとめていきます。






今回の記事を読むと、以下の3つが可能になります。

・各トレーニング形式のメリット・デメリットが分かる
・適切なコーチングポイントが分かる
・身に付けさせたいスキルに対して、適切なトレーニングを選択できるようになる

上記4つにした理由は、多くのトレーニングがこの4つに分類可能であると私は考えているからです。






各トレーニングに対して、指導者はそのメリット・デメリットを把握しておく必要があります。なぜならばそれを知っている指導者と、知らない指導者では「質」が変わってしまいトレーニングに対する習熟度も大きく変わってしまうからです。






それでは早速解説していきます。


①ドリルトレーニング(反復トレーニング)


クローズドトレーニングとも呼ばれるかもしれませんが、パス&コントロール等のドリルトレーニングになります。以下そのメリット・デメリットになります。




メリット

・特定の技術や動きに特化することができる。
・多く反復することができるため、習慣化するため、無意識化していくには最適。
・質にこだわることができる。
・多くの人数を同時に把握することができる。
・個別の指導も可能である。




デメリット

・特定の動きのみを取り出すため実践的ではない。
・選手が判断する必要がなくなってしまう。
・試合の場面とリンクしにくいため、イメージが持てないことが多い。






②ポゼッショントレーニング


例えば3vs1や4vs2、5vs2などのロンドのようなトレーニングになります。



メリット

・特定の状況を切り取るため、反復が多くできる。
・ゲーム中の特定の状況であるため、そのシーンになれば再現性が高くなる。
・プレーの良い悪いがよく見えるため指導者ングがしやすい。
・実践で役立つ習慣を身につけることができる。
・グリッドを用いて行うため、多くの選手に対して同時にトレーニングを行うことができる。



デメリット

・ゴールがない状況なので優先順位を理解させにくい。
・攻撃方向がないと目的からの逆算ができない。
・トランジションが発生しない場合がある。
・守備側の強度が低いとトレーニングにならない。
・上記のようなトレーニングになってしまう逆効果。悪い習慣が身についてしまう。






③シャドートレーニング

コーンやマーカーなどを相手にして攻撃の形などを確認するようなトレーニング。どちらかというとドリルトレーニングに似ている。


メリット

・イメージ作りには良い。
・相手がいない、もしくは動かないためストレスは減るのでスキルや見ることに特化できる。
・反復ができるため、特定のパターンの獲得、共通の絵を描く際には非常に効果的。


デメリット

・選手の判断を奪ってしまう。
・相手がいない、もしくは動かないため実践的ではない。
・適切な距離をしっかりと伝え大切にしないと、ただこなすだけのトレーニングになってしまう。






④コンディショントレーニング


タッチ制限を加えたり、グリッドをセパレートして行き来できないような状況にしたり、あらゆる条件をつけたトレーニング。



メリット

・意図する要素(ファーストタッチの質の向上や判断を速くすること、事前の準備など)を反復させやすい。
・上記の要素をゲームに近い中で身につけることができる。
・速い判断、速いサポート、ワンタッチの選択肢を持っておく、テンポを上げるといったものを獲得させやすい。

デメリット

・ドリブル、運ぶといった判断を奪ってしまう。
・条件やルールに頭が入ってしまい、ルールや条件を把握することが目的になってしまう恐れがある。
・条件やルールに反した時にプレーが止まってしまうことが多いため、リアリティに欠ける場合が多い。




このように指導者指導者はこのようなメリット・デメリットをしっかりと把握した中でトレーニングを構築、実践していく必要があります。トレーニングの目的は何なのか??それをしっかりと持っておくことが大切で、トレーニングをこなすことが目的にならないような状況を常に作っていきたいですね。


デメリットを改善するためにできること

最後にデメリット少しでも軽減するためにできることをまとめてみたいと思います。
・簡単なミーティング等で必要性や意図をしっかりと伝えること。
・質を追求すること。(指導者がよく観察して、声かけをする)
・ポジティブな働きかけ。(褒める、励ます、基準を伝える)
・みられている、ジャッジしてもらっている、評価してもらえているという雰囲気づくり
・豊富なメニューで飽きさせない。
・良い見本を見せることができる。
・ルールや条件が適切かどうかを常に観察しておく。
・柔軟な変更。
・選手の表情をよくみてイキイキしているか??


理論/TRメニュー トレーニングメニュー 原理原則 未分類

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