皆さんは自分のチーム作りのプロセスをどのように行っていますか?
いざサッカーチームを作る際、指導者が直面する共通の悩みは同じであると私は思っています。チームの勝利・トーナメント戦を勝ち抜くチーム作りには様々な要素が絡み合い、そのバランスを取ることが重要です。以下は、チームがより多くの勝利を収め、戦い方・戦術も明確なチームづくりになるための「8つのポイント」をまとめてみました。
システムの明確化
サッカーチームを形成する上で最初に考えるべきポイントは、どのようなサッカーを目指すか、そしてそれにどのように取り組むかです。チームスタイルと表現する時もあります。チーム全体で共有する明確なシステムやサッカー哲学は、選手たちが一貫性を持ってプレーする手助けとなります。まずはこの「チームとしては幹」を明確にすることが重要です。
守備の構築
守備はサッカーにおいて重要な要素です。いい守備から入ろう、と指示するチームが多いくらいですからここはとても大事な要素。スタートポジションから各ラインやポジションごとの役割を明確にすることが必要です。守備の連携は試合において安定感を生み出し、相手に対する堅固な布陣を築くことができます。そしてサッカーは失点しなければ負けることはありません。
攻撃システムとタスク
攻撃においてもシステムを持つことが重要です。各選手には明確な攻撃タスクが与えられ、その連携によって相手ディフェンスを突破することができます。ポジションごとに異なる攻撃的役割を理解し、遂行することが攻撃の成功・チームの勝利につながります。
レベル・能力によって戦い方を変化
チームメンバーの能力やレベルによって、戦術やプレースタイルを変化させることが求められます。決まりきった戦術・指導者のこだわりに選手を当てはめていくのではなく、選手たちに合わせて戦い方を変化させることが重要です。
ポジションによる優位性
どこに立つか、という問いに対する正しい答えが試合の鍵を握ります。各ポジションにおいて自分の役割・配置を理解し、相手よりも優位に試合展開をするために「どこに立ったら良いか?」「どこがベストなポジショニングか」の常に意識することが重要です。ポジショニングの戦略的な考え方が勝敗を分けることがあります。
前進(80m)とアタックエリア(25m)でのプレー・バランスの変化
試合の進行に応じて、チームは前進とアタックエリアでのプレーのバランスを調整する必要があります。80メートル地点では安定感を持ってボールを支配し、25メートル地点では相手ディフェンスを崩すための積極的なアクションが求められます。この「前進」と「アタック」を共通言語として選手たちに刷り込み、そのエリアに応じた戦術を教えることが重要です。
チームの特徴・イメージの共有
選手たちが共通の特徴やイメージを持っていることは非常に重要です。同じ絵を描いている状況ですね。それに必要なことはやはり「共有言語」になってきます。指導者の一言で選手たちが同じを絵を描ければ、共通イメージを描くことは難しくありません。以下の「共通言語」に関する記事もお読みください。
個々の強みを活かす
最後に、個々の選手の強みを最大限に活かすことが不可欠です。選手それぞれが持つスキルや特技を理解し、その強みを生かすプレースタイルや戦術を採用することで、チーム全体の力が向上します。
以上8つのポイントを考慮しながら、チーム作りのプロセスを進めてみてください。そうすることで、サッカーチームとして一層「強固なチーム」に近づくことでしょう。成功・勝利への道は選手たちとの連携と共有にあり、工夫と継続的な努力が求められます。
是非この考え方を取り入れてみてください!!
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