先日の記事で、セットプレーの重要性に関して書かせていただいたあとに、ふと気になって一試合のスローインの数を私なりに色々調べてみました。
結果としてはJリーグでさえも1試合当たり、20~30本近くのスローインがあり、J1で最もスローインの数が少なく、J2・J3とカテゴリーが下にいくにつれて1試合当たりのスローインの数はどうでしょうか?
2016年以降の1試合1チーム平均のスローイン数は、20本前後~30本となっている。そして、その本数はどの年もJ1が最も少なく、J2、J3とカテゴリーが下がるとともに増える点も興味深いところだ。スローインの発生起因は、攻撃面ではボールコントロールのミスやパスが合わなかったケース、守備面ではクリアやブロックなどが該当するため、相手チームの攻撃時のミスが少なく、守備直後のボール保持意識が高ければスローインは発生しづらくなると言える
引用https://www.football-lab.jp/column/entry/761/
このデータを踏まえると高校サッカーにおいて、以下のカテゴリーの下に行けば行くほど、スローイン・セットプレーの数は増えると推測できます。
また1試合(プロの試合も含めて)にセットプレーからゴールが生まれる割合は3割~4割程度もあります。
以上の理屈を踏まえて、少し考えました。
チームの状態とカテゴリーを踏まえて適切な練習はできているのか?と。
コーナーキックの練習を頻繁に行うよりも、スローインの練習をした方が良いのでは?
スローインからのボールをつなぐための足元の技術はあるのか?そのトレーニングをしているのか?
等々・・・
タイトルの通り、指導者の方々には「こんなサッカーしたい!!」との熱量があって、みなさんトレーニングを考え、日々励まれていることと思います。
しかしサッカーを数字を見て振り返ってみると
「自分たちは勝つための正しいトレーニングはできているのか?」
と思うことも多々あるはずです。
サッカーにおいて、もっとも起きうるシチュエーションを想定し、それに対してたくさんトレーニングを積んだ方が勝率があがるのは必然ではないかと、私は考えています。
数字でサッカーを見てみると、やはり指導者が自チームの状況とサッカーの目的・攻守の原理原則を理解していることが、重要であると改めて築かされる良い機会でした。
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