本日の記事は戦術というよりかは、大会の形式によってどのような戦術をとっていくべきなのか?どう戦うべきなのか?を加藤到なりにまとめてみました。要は「持論」です。
両方の形式の大会においては大前提として、チームのコンセプト・戦術・スタイルをブラさずに戦っていく方が良いと誰しもが分かっています。
しかし試合になれば勝ちたい。
特にトーナメントのようなノックアウト方式の試合では、リスクを冒さずにゴールを奪う方法を誰もが取りたくなるのではなないかと私は思っています。
勝ち上がることが重要なのか、それとも選手・チームの事を考えて戦術の落とし込み・育成に徹するのか難しい判断ですね。
特に高校サッカーや大学サッカーは期間が限られているため、指導・監督の判断は非常に難しいのではないかと私は考えています。
関連記事は以下をご参照ください。
よって本日はトーナメント戦方式とリーグ戦方式に対する「持論」を述べていきたいと思います。
これはいくつかの考え方がありますが、私なりの考えを書き進めていきます。
トーナメント戦方式
負ければ終わりという中でのゲームになってしまうので、より失点を避ける、リスクを避ける傾向がある試合展開になります。
心理的なプレッシャーが選手たちにかかり、普段とは違った状況になるため、「判断すること」をできる限り少なくしてよりシンプルなサッカーが増えるイメージがあります。
ロングボールが多用され手堅い試合が展開されることが多く、特に前半はゲームが動かない場合が多いです。
一見し単調にゲームが進んでいく場合が多いが、後半からエンジンが変わったかのように全く別の試合展開をするチームが存在します。
そんな多くのチームが、前半はロングボールを多用して戦ってくる中でどのようにして戦い抜くかは永遠の課題でもあると言えます。
何かのヒントなればと思い、以下の記事を書きました。
是非ご覧ください。
つまりは、リスクを抑えつつ如何にして自分たちのサッカーができるか?これがトーナメント方式の課題であり、正しい戦い方なのかもしれません。
リーグ戦方式
トーナメント方式と比較すると、若干そのプレッシャーから解放されるため、チャレンジがしやすいのは事実です。
よって、チームのコンセプト・戦術・スタイルが明確なチームこそ年間を通して戦いやすいのではないかと考えています。
もちろん昇格・降格がかかったゲームなどはトーナメントと同じような状況が生まれるので、同じ傾向が見られます。
昇格できるチームが少なかったり、降格チームが多ければ一つ一つの試合が「負けたら終わり」のトーナメントのような感覚になることも考えられます。
よって、やはり常に勝ち続けるに越したことはありません。
となると、やはり年間のスケジュールの組み方が重要になってきます。
リーグ戦において
1. 年間のスケジュール管理
2. 戦術理解と浸透
3. チャレンジができる心理的安全性の構築
が指導者のするべきことかと私は考えています。
まとめ
どちらにせよ相手の状況に応じて、相手をよく見て判断をしながらサッカーを進めていくチームはどちらの方式であろうがそこまで大きく戦い方は変えないかもしれません。
技術的に不十分であったり、心理的なプレッシャーが大きくかかり、自分をうまくコントロールができないのであればシンプルなサッカーになっていくのは致し方ないのかなあとも思います。
サッカーの目的である「勝利を目指す」ためにはそのようなシンプルな戦いもあるが、「上達する」、または「成長を促す」「判断しながらサッカーをする」ということに関してはトーナメント戦形式の大会ばかりであると、進歩・成長は少し停滞するのではないかなと思います。
コメント