指導者の役割は
やる気のトリガーを引く事
モチベーションを上げること
と思っています。
選手たちのやる気がないから・・・
と役割を放棄してしまうことは、とても簡単であるがそこは「指導のプロ」として心に火をつけたいところですね!!
さて今日はあきらめがちな子どものやる気が蘇る「考え方と具体的なステップ」というテーマで話を進めていきたいと思います。
スポーツの世界ではよく「諦めないことが重要」とよく言われます。それは皆さんも十分わかっていると思いますが、子供たちが諦めない仕組み・諦めないような言葉掛けは何なのか?という観点からnoteをまとめました。
子どもがスポーツや他の活動で挑戦する際に、「無理」と言って諦めてしまうことは、指導者・親として心配になる瞬間です。
しかし、このような状況を乗り越え、子どもが上を目指すように育てるためには、私たち「大人」のサポートと適切なアプローチが鍵となります。
子どもが諦めやすくなる原因
子どもが「無理」と感じてしまう主な原因の一つは、自分を他人と比較してしまうことです。これは「横型比較」と呼ばれ、他の子と自分を比べてしまうことで、自信を失い、挑戦する気持ちが萎えてしまいます。
横型比較から縦型比較へ
子どもが自分を肯定的に捉え、挑戦し続けるためには、「縦型比較」へのシフトが必要です。縦型比較とは、過去の自分と現在の自分を比較し、成長を感じることができる考え方です。これにより、子どもは小さな進歩や成功を見つけやすくなり、モチベーションの維持につながります。
これは大人にとっても重要ですね。
隣りの人に勝つ・負けるではなく、過去の自分よりも今現在の自分の方が優れているか勝っているか?という比較が非常に重要ということになります。
具体的なステップ
それでは実際にどのように「縦型比較」に持っていくことができるのか?
目標の設定
子どもと一緒に、なりたい自分や達成したいことについて話し合いましょう。これは、目指すべき方向性を明確にします。
現実的な目標
目標に対して、現在の状況から何をすれば達成できるのかを具体的に計画します。この時、子どもが達成可能と感じる小さなステップを設定しましょう。
適切なチャレンジの選択
子どもがちょっと背伸びをして達成できる、適度にチャレンジングな目標を見つけることが重要です。あまりに難しすぎると、子どもは挫折感を味わい、「無理」と感じてしまいます。
成功体験の共有
子どもが小さな成功を収めたら、それを認識し、褒めてあげましょう。この肯定的なフィードバックが、自信と挑戦する気持ちを育てます。
大人の役割
大人として最も大切なのは、子どもが自分自身を信じられるように支え、励ますことです。子どもが「無理」と言った時、それを否定するのではなく、何ができるかを一緒に考え、小さな成功体験を積み重ねることで、自信を育て、挑戦する精神を養うことができます。
子どもがスポーツなどで挑戦する際には、結果だけでなく、その過程を大切にし、一歩一歩成長していく姿を温かく見守ってあげましょう。
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