守備で大切なことは何か?
と聞かれたら「これです!!」と即答できるような【自分の中での答え】は持っていますか?
私にはそれがあります。
今回は私が守備をテーマにトレーニングをするときに一番大切にしていることをお伝えします。
それはズバリ「ポジションをとること」です。
タイトルにもあるように「ポジションをとること」は守備をする上で非常に大切です。正確に表現をすると「正しい」ポジションを取ることです。
「ボールを奪いにいけ!!」
「なんでもっと行かないんだ!!」
「とれるだろ!!もっとよせろ!!」
といったコーチングを聞きます。
しかし、選手たちの表情は「今は無理でしょ…」とか「いきたくてもいけないんだよなぁ」、「行こうとしているんだけどなぁ」といったもの。(これを読んで【確かに選手たちの表情は困惑していたな・・・】と思った指導者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?)
でもコーチからいけと言われるからいく、でもかわされてしまいボールが奪えない…、「なぜかわされるんだ!!もっと守備をしっかりしろ!!」と言われ…、負のスパイラル、悪循環に陥っているチームをよく見ます。なぜボールにいけないか?なぜボールを奪うことができないか?なぜ簡単にかわされてしまうか?
ポジションが取れていないからです。
とてもわかりやすいものでいくと私が考える守備の原則の一つに「マークの原則」があります。
a.ボールとマーク同一視
b.ボールとゴールの中心を結んだ線上を意識(On the ball)
c.マークとゴールの中心を結んだ線上を意識(Off the ball)
d.インターセプトを狙い、かつ背後を取られないアラートポジション
この4つがベースになります。
「なんだ、そんなことか」と思った方・・・
そうです!!「そんなこと」が守備においては全てなんです!!これがチームとして選手として徹底できているかで守備のクオリティがかなり変わってきます。
どれかが崩れていればそう簡単にボールを奪いにいくことも、ゴールを守ることもできません。その観点でかわされてしまう場面、失点してしまった場面、ボールを奪えなかった場面、寄せることができなかった場面を見ていくと、どこかにミスが生じていることがわかります。もちろんこの要素以外のものもありますが、かなりの数の守備のミスがここから始まっていることがわかります。
私は守備を見る時にはこのポジションを必ず見ます。そして、トレーニングでもここをしっかりと落とし込むことができるように整理していきます。
今回紹介したものは大原則です!!是非参考にしてください。
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