第104回全国高校サッカー選手権大会も残すところ準決勝と決勝の3試合となりました。準決勝は、夏の全国高校総体(インターハイ)王者であり攻撃力最強の“神村学園”と、鉄壁の“尚志”。そして選手層最強の“流経大柏”と、新サッカー王国となりつつある茨城県代表の勢いある“鹿島学園”が激突する構図です。
どちらのゲームも非常にワクワクする、戦術的にも見どころ満載の4強となりました。
この準決勝2試合を徹底展望していきたいと思います。
目次
第1試合:尚志(福島) vs 神村学園(鹿児島)
「最強の矛」神村学園 vs 「最強の盾」尚志
■ 神村学園:今大会 No.1 の破壊力(ベースシステム 4-3-3)
- ここまで3試合で14ゴールと圧倒的な攻撃力を見せている。
- 準々決勝で 4-1 の大勝。FW倉中:4ゴールの圧巻(大会通算6得点)。
- J1町田内定FW徳村、得点王を争うFW日高と形成する3トップは全国屈指。
- J1福岡内定MF福島を中心にテクニックの高い中盤、J2いわき内定DF中野を中心とした守備も固く、攻守においてのバランスがピカイチ。
- 何よりインターハイでトーナメント戦を勝ち上がるという経験、高校年代最高峰のプレミアリーグを戦った強度の高さは隙がない。
■ 尚志:組織守備が鉄壁(ベースシステム 4-3-3)
- 準々決勝ではプレミアリーグ所属の帝京長岡を 1-0 で完封。
- キャプテン西村、186cm DF松澤を中心に、全員で守り切る堅守。
- 3試合1点差のゲームをものにした勝負強さ。
- 攻撃の軸は大会通算3ゴール、3回戦・準々決勝で決勝点を挙げたFW臼井。
- カウンターの質が高く、少ないチャンスを決め切る力がある好チーム。
■ 勝負のポイント
- 神村の“強力な厚みのある攻撃”を、尚志の“全員守備”がどこまで耐えることができるか
- 神村が押し込む展開になった時、尚志FW臼井を中心とした鋭いカウンター攻撃が決まるか
- 先制点の価値が極めて高い試合
第2試合:流通経済大柏(千葉) vs 鹿島学園(茨城)
ベースの色こそ逆ですが、昨シーズンJ1優勝を争った「柏レイソル(千葉)」 vs「鹿島アントラーズ(茨城)」の代理戦とも言われる注目カード。
■ 流経大柏:選手層 No.1 の横綱(ベースシステム 4-3-1-2)
- プレミアEASTでも圧倒的な強さ。
- プレスの強度が1試合を通じて落ちない圧巻の守備。
- 準々決勝ではJ1東京V内定FW大藤、J2水戸内定MF安藤をベンチスタート、世代別の日本代表選手をサブに置けるくらいの選手層の厚さ。
- J2水戸内定キャプテン島谷、J2磐田内定のDF増田、U-17日本代表DFメンディーを中心としたボール奪取のスピードは全国トップクラス。
■ 鹿島学園:粘り強さと勝負強さ(ベースシステム 4-4-2)
- 今年度絶好調(J1鹿島、J2水戸がそれぞれリーグ戦優勝、大学では筑波大学がインカレ優勝、鹿島ユースが高校年代3冠達成)の茨城県代表。今年の選手権で勢いに乗るダークホース。
- 組織的な守備と切り替えの速さが武器。
- 安定感のあるバランサー清水が放つプレスキックは今大会注目。
- 今大会3ゴールのFW内海は推進力のある点取り屋。
- 流経のプレスをどう剥がすかが最大テーマ。
■ 勝負のポイント
- 流経のプレスに鹿島学園が耐えられるか
- セカンドボール争い、システムの噛み合わせにも注目
- セットプレーも互いにストロングポイント
- 先制点をどちらが取るかで試合の流れが大きく変わる
全体展望(4強の構図)
| チーム | 強み | キーマン |
|---|---|---|
| 神村学園 | 爆発的攻撃力 | 倉中、日高、中野 |
| 尚志 | 鉄壁の守備 | 臼井、松澤 |
| 流経大柏 | 圧倒的選手層・ハイプレス | 島谷、増田、メンディー |
| 鹿島学園 | 勢いと粘り | 内海、清水 |
加藤到の“注目ポイント”
私が特に面白いと感じ、注目しているポイントはここです。
- 神村学園の「個の爆発力」をどのように機能させているか?
- 尚志の“守備から攻撃へのトランジション”の精度
- 流経大柏のハイプレスのスイッチと連動の質
- 鹿島学園がどこでブロックを作り、どこで奪いに行くか。セットプレー奪取への道筋
ぜひ皆さんもあと3試合楽しんでください!!


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