前編の続きです。
前回の記事をお読みでない方は以下のリンクから飛べますので是非お読みください。
選択の自由を与える
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子どもに選択肢を提供し、自らの意志で選ばせることは、やる気を高める効果があります。そのプロセス自体が、自主性と責任感を育てます。
子供は選ぶことができないから親・指導者が決めてあげないといけないというのは、大人のエゴです。
しっかりと材料(選択肢)を与えてあげれば、子供たちは自ずと選ぶことが可能です。そして自分で選んだからには大人顔負けの集中力と責任感で頑張る子供もいます。
まずは、彼らに選択させましょう。
成功した時の理由を考えさせる
過去の成功体験に焦点を当て、なぜ成功できたのかを子ども自身に考えさせることで、前向きな考え方を促進します。
失敗の原因を追究するのとても大事ですが、成功の原因を考えさせることも重要です。そうなると再現性のあると成功体験となり、どんどんやる気が生まれます。
サッカーで言うとなぜ今日の試合に勝てたのか?
・食事
・睡眠
・考え方
・チームメイトとのコミュニケーション
・メンタル状態
・一週間の時間の使い方
等々、たくさんの原因があると思いますが、大人が一緒に振り返ってあげる機会を設けることがとても重要です。
過程を重視する
成果だけでなく、取り組むプロセスに対しても評価と褒め言葉をかけることが大切です。挑戦する姿勢そのものが価値あるものと認識させます。
重複する項目ではありますが、成功・失敗の結果に注目するのではなく、子供達には過程にフォーカスするということを伝えましょう。
そして大人が徹底してそれに付き添うことです。
なぜ成功したのか?
なぜ失敗したのか?
結果は過程次第で必ず変わります。過程を変えることができれば、自ずと結果も変わることができるのです。
まさに本田圭佑が言っていた
「成功(結果)にとらわれるな、成長(家庭)にとらわれろ」
にリンクすると私は考えています。
大人(指導者・親)がいつも笑顔でいること
大人の安定した態度や笑顔は、子どもにとって安心感につながり、やる気や挑戦心を支えます。
指導者・大人が不機嫌な環境の中でやるスポーツは楽しいでしょうか?私はそうは思えません。
確かに、ムード的にはピリッと締めないといけない場面は必ず出てきますが常にそんな感じでは子供たちは「楽しむ」ということを忘れてしまいます。
相手は自分の鏡です。
大人が笑顔でやる気に満ち溢れていれば、子供達も自然とやる気に満ち溢れていくと私は考えています。
人前で子どもの良いところを話す
他人の前で子どもの長所や努力を話すことは、子どもに自信を与え、やる気を促します。
大人であっても人前で褒められるのは嬉しいはずです。
頻繁にやることは避けたいですが、今日のゲームのMVPや頑張った賞などはあってもいいかもしれないですね。
次も頑張ろうと思えるような承認の仕方は、ある意味モチベーションを上げるために必要な方法だと私は考えています。
前進している感覚を見える化する
子どもが自分の成長や進歩を客観的に感じられるよう、成果や努力の過程を可視化することが有効です。
まさに目標から逆算して「今の現在地」を明確にしてあげることが指導者・大人の役割です。
今どこを走っているのか?どこにいるのか?
が分からなければ大人でも不安になりますし、成長・全身を感じ取ることができませんよね。
これらのアプローチを試しながら、子どもが自発的にやる気を持って取り組める環境を整えることが、指導者のみならず大人における大切な役割の一つです。
前編と後編を試してみてダメだったらDMをください。
直接クリニックに行かせていただきます(笑)
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