今回は色々な方から「セットプレーについての記事を読みたい」とご要望をいただくことが多かったためセットプレーについて書いていきたいと思います。
今回のテーマはコーナーキックの攻撃「ショートコーナー」についての私の考えを書いていきたいと思いますので、ぜひお付き合いください。
サッカーの試合においての重要な局面である「セットプレー」。全得点の30%近くを占めると言われています。ある大会においてはそのパーセンテージが30%を超えているとも言われます。
ではそのセットプレーに対して何かトレーニングをしているか?そして、サッカーのゲームの中で唯一止まったボール、自分達がセットして形を整える、デザインできるプレー。
そのセットプレーに対して時間を割いていますか??なかなか難しいとは思います。そこで私の考えが少しでも参考になれば、考えるきっかけになればと思っています。
では早速「ショートコーナーの攻撃」について見ていきます。上記の図をご覧ください。このように考えていきます。
まずはこの部分です。相手が1人であれば2vs1数的優位になりますので突破を図り、よりゴールに近い位置からクロスボールであったり、シュートを狙いにいきます。
これに対して相手が2vs2の同数にしてくるのであれば誰が出てくるのかを見ていきます。例えばストーンの選手が出てくるのであればストーンの選手のスペースが空くことになります。
ニアポストを守っている選手が出てくるのであればニアポストが空きます。このように誰が埋めにくるか?を見ていきます。そして1人の選手はG Kの動きを制限するためにG K前でプロテクトします。
サッカーは11vs11で行うスポーツです。数合わせを行うことで空いているスペースや人を見つけることができます。
相手がマンツーマンであればスクリーンプレーを使ってマークを外しにいきます。あからさまにやるとファールを取られてしまうため、一瞬外すというイメージです。
ここではやはりトレーニングが必要になってきます。バスケットボールのスクリーンプレーなどはよく参考にしています。
こぼれ球の処理や相手の攻め残りの選手に対して+1で守るなどのリスクマネジメントもしっかりとしておきます。ざっくりとですがこのようにショートコーナーは整理しておきます。
あえて密集を作り、G Kの動きを制限してそこに放り込む方法や、少しリスクを冒してペナルティアーク付近にボールを送りダイレクトでシュートを打つ、走り込んだ選手がスルーをして後ろの選手に打たせるなど、考え出すとアイデアは豊富になってきます。
このようにチームで合わせておくといざという時の武器になることは間違いありません。みなさんもぜひ自分のチームのオリジナルコーナーキックを考えて見てはいかがでしょうか??
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