「集中しろ!!」
「集中力が足りない!!」
というフレーズ。
指導者やピッチ上の選手がよく声を掛け合っていますが・・・
では具体的にどうするのか?集中力とはそもそもなんなのか?を紐解いた指導者っているのかとふと疑問に思い、私が読み進めた本を簡単に紹介します。
スマホの登場以来集中力の維持は多くの人にとって大きな課題です。
しかしながら、集中力を高める方法(材料)は科学的根拠があるものも実際に存在します。今回は「やばい集中力(鈴木裕さんの著書)」を基に、集中力を根本から高める方法について掘り下げていきます。
根本から集中力を高める鍵
集中できない主な理由は、脳や心の仕組みを理解していないことにあります。本書では、ジュニアの年代からでも取り組めそうな、食事とドーパミン
の2つの観点から集中力向上について説いていきたいと思います。
集中力を上げる食事・栄養素
- 地中海周辺国の伝統食で、野菜、果物、魚介類、オリーブオイルが中心。
- 脳機能の向上やメンタルの安定に効果があるとされています。
- 栄養素:鉄分、亜鉛、マグネシウム、葉酸、ビタミン、オメガ3脂肪酸、コリン、必須アミノ酸。
カフェイン
- コーヒー、紅茶、緑茶に含まれ、適量摂取で集中力の向上が見込めます。
- 摂取量は個人差があるため、自分に合った量を見つけることが重要です。
ドーパミンの力
ドーパミンは「やる気ホルモン」とも呼ばれ、人のやる気やモチベーションに深く関わっています。ゲームやギャンブルなどの依存性行動にもドーパミンが関与しています。目標設定とフィードバックによって、ポジティブな方法でドーパミンを操ることが、集中力を高める鍵です。
ドーパミンは、脳内の神経伝達物質の一つで、報酬や快楽、モチベーションといった感覚に影響を与えます。スポーツパフォーマンスとの関係では、ドーパミンは運動能力や学習、集中力、持久力に直接的に影響を及ぼすことが研究によって示されています。
(*ドーパミンに関しては後日追記します)
モチベーションと持続力
ドーパミンは、運動を始める前や運動中に高いモチベーションを保ち、長期間にわたる訓練や競技における持続力を高めるのに役立ちます。運動をするとドーパミンの放出が促され、運動を続けることへの意欲や喜びを感じさせ、これが運動継続の動機づけになります。
集中力と反応速度
ドーパミンは注意力を高め、集中力を向上させる効果があります。これはスポーツパフォーマンスにおいて、特にチームスポーツや競技での迅速な判断や反応速度が求められる場面で大きな力を発揮します。
まとめ
集中力を根本から高めるためには、脳や心の仕組みを理解し、適切な食事とドーパミンの管理が重要です。地中海食や適量のカフェイン摂取することで集中力を爆上げすることが可能です。もちろんどこに向かっているかも重要なので適切な目標設定(今日の試合で何をするのか等)とフィードバックは欠かせません。誠実性を持って、日々の小さな目標に取り組むことが、プレイヤーとしての成功へと繋がります。
上記をまずは試してみる価値はあると思います。
ただし食事改善等にはなるので長期的な目線で取り組む必要があると思います。
なにごともコツコツとですね。
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