はじめに:プロセスとマネジメントがもたらす“理想”への道筋
今回は前回の「【新年に取り組むべき】強固なチームビルディング・理想の姿になるためのステップ」の続編になります。
是非ともご覧ください。
さてサッカーに限らず、スポーツや組織で成果を出し続けるためには、“プロセス”と“マネジメント”が非常に重要な意味を持ちます。勝利という結果も大事ですが、そこに至るまでの長期・中期・短期のプロセスを明確に描き、チームのメンバー全員が“理想の姿・在り方”をチーム内で共有し続けることが、真の強さを支える土台となります。
さらに、チームビルディングを加速させるうえで欠かせないのが、コーチングの視点。「個々の選手をどうエンパワーするか(=やれる気を高めるか)」「チーム全体をどのように管理(マネジメント)していくか」など、心理的側面を取り込み、ゴール設定(Goal Setting)と行動プラン(Action Plan)を具体化していくのがポイントです。
本記事では、
- プロセスの重要性(長期・中期・短期のゴール設定)
- マネジメントの重要性(支配ではなく共闘)
- エンパワーメントの重要性(やれる気=エフィカシーを高める)
という三つの視点から、“理想の姿に近づくためのステップ”を整理していきます。サッカーの指導現場やチーム運営はもちろん、会社やプロジェクト単位でも応用可能な内容です。ぜひ、今後のチームづくり・組織づくりのヒントにしてみてください。
1. プロセスの重要性:長期・中期・短期のゴール設定
1-1. 定量GOAL設定とは何か?
効果的なGOAL設定とそうでないGOAL設定の差
ゴール(目標)を設定するとき、数値や期日など“定量的な要素”をしっかり盛り込めているかが、成功を左右する大きな要素となります。たとえば、「とにかく頑張る」と曖昧な意気込みに終わるよりも、「3か月後までに○○ができるようになる」「1ヶ月で○○%の成功率を達成する」といった具体的な定量ゴールを設定したほうが、行動指標が明確であり、モチベーションを保ちやすいのです。
問)効果的な目標設定(GOAL設定)と効果的でないもの(GOAL設定)の違いは何だと思いますか?
問)いつもどんな目標設定を行ってますか?
これらの問いかけを自分自身やチームに投げかけることで、「なぜ目標を立てても途中で挫折してしまうのか」を考えるきっかけになります。漠然とした目標ほどブレやすく、本当に必要なプロセスが見えづらいというデメリットがあるのです。
“定量GOAL”に含まれる要素
- 期日:「いつまでに達成するか」を設定する。
- 数値:回数や割合など、イエスorノーで判断できる具体値を含む。
- 行動:「○○を1日△回行う」「週に××時間トレーニングを積む」のように、行動ベースで把握できる指標を設ける。
アクションプラン
- 自分やチームが抱えている目標を見直す。
- そこに定量要素はしっかり入っているか?
- 今、最も獲得したいGOALを“定量”の観点で設定する。
- サッカーは定量化することあむずかしいすぽーつではあるが、そこを設定することがとても重要
1-2. アクションプランの実行:短期を積み重ねる重要性
GOALまでのスパンを短く切る
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