はじめに
サッカーにおいて攻守の切り替えは極めて重要な要素であり、試合の勝敗に大きな影響を与えると言えます。
ゲームの中で起こる4つの局面
「攻撃→攻守切り替え→守備→守攻切り替え」
これらの切り替えが円滑に行われるかどうかは、チーム全体や個々の選手の「習慣」に大きく依存しています。
なぜなら「切り替えとは習慣である」からです。
試合中によく聞くコーチングフレーズに「切り替えろ!!」ってことばよくありますよね。
「切り替えろ!」と言われて切り替えているようではもう遅く、言われなくても無意識に切り替わっているくらいまでの状態にしないと、習得した・身についたとは言えないと思っています。
攻撃から守備への切り替えでは、ボールを奪われた瞬間に素早く反応し、1stDFの決定→プレッシャーが最優先事項になります。同時に、他の選手は的確なポジショニングで相手の攻撃を阻止するために連動しなければなりません。
適切な連携と素早い判断(1stDFの決定)が必要であり、これができるかどうかが守備の成功(ボールの奪還・カウンターのケア等)に繋がります。
守備から攻撃への切り替えでは、ボールを奪った瞬間に速やかに反撃に転じることが肝心です。ボールを保持した選手は迅速かつ正確なパスで味方につなげ、他の選手もなるべく早く良いポジションに移動またはサポートに徹します。
これによって、相手守備陣が整う前に効果的な攻撃(カウンター)を仕掛けることが可能となります。
カテゴリーが下にいけばいくほど、攻守の切り替えが不足している場面が多く見られます。ボールを奪った際に即座に「守備から攻撃」、奪われたら「攻撃から守備」へと切り替える習慣化の訓練が必要です。
私が行うクリニックでは
【「切り替え」をテーマにしたメニューを行ってください】
という依頼が結構多いです。
それくらい指導者の皆さんは困っているのかなと感じています。
先ほど申し上げたように習慣だと考えているので「このトレーンングを1回やったから良い」というものではありません。
継続してどのトレーニングであっても伝えていく必要があります。今回のトレーニングがそのきっかけになっていただければと思います。
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