今回はスポーツ選手として必要な【9つのメンタルスキル】:後編です
前編・中編を読まれてない方は、以下のリンクからお読みください。
不安を上手にコントロールする
競技の前や重要な場面での不安は、パフォーマンスを大きく左右します。
もしここで失敗したら・・・
PK戦まで入って外したら・・・
といったようなものです。
適切なレベルの緊張感は選手を活気づけることがありますが、過度な不安は集中力を低下させ、身体的なパフォーマンスにも悪影響を及ぼします。
これらの過度な不安に陥った際におすすめの方法は以下のようなものです。
呼吸法:深くゆっくりとした呼吸を行うことで、心拍数を落ち着かせ、リラックス状態を促進します。
イメトレ:正の成果を想像することで、不安をポジティブなエネルギーに転換します。イメトレ・思考がどのくらい重要かは、以下の書籍が教えてくれます。かなりボリュームのある内容ですが、ビジネスマンだけでなくスポーツ選手も読むべきだと私は考えています。
準備と練習:競技における各シナリオに対して十分に準備し、練習することで、自信を高め、不安を減少させます。まさに練習を本番の如く行い、試合は練習のようにリラックスして臨むといったところでしょうか。
感情を効果的に管理する
競技中に高まる感情は、選手の判断力や行動に大きく影響します。喜び、怒り、失望などの感情を適切に管理することは、ミスを最小限に抑え、最良のパフォーマンスを発揮する上で不可欠です。
特に相手から激しいマンマークにあい、ハードなディフェンスを受けているときは平常心を保つことができず怒りで我を忘れてしまうという展開はあるのでしゃないでしょうか?
怒りに身を任せた結果、いつものプレーができず負けてしまった・・・
このような経験は誰しもあると私は考えています。
感情認識:自分の感情を認識し、その原因を理解することで、より適切に対処できます。
ポジティブな思考:ネガティブな感情を認識したら、それをポジティブな行動に変える方法を見つけます。例えば、怒りを集中力やモチベーションの向上に転換します。
リラクゼーション:瞑想やヨガなど、リラクゼーション技法を習得することで、感情の波を穏やかにし、コントロールしやすくします
集中力を切らさない
集中力は、スポーツ選手が一貫したパフォーマンスを発揮する上で必須です。注意散漫になるとミスが増え、結果として競技成績に悪影響を及ぼします
集中力のトレーニング:特定のタスクに集中する練習を行い、徐々にその期間を延ばしていきます。例えば、読書中に集中する時間を延ばしたり、特定の物事に注意を向け続ける練習をします。また最近は長時間トレーニングをするチームも減ってきたようです。試合と同じ時間(90分)をしっかりと集中してトレーニングするという方法も効果的だと思います。
マインドフルネス:現在の瞬間に意識を集中させるマインドフルネス練習を行うことで、集中力を高めることができます。マインドフルネスと言えば、メンタリスト・ダイゴですね。
休息と回復:十分な休息と回復を確保することで、集中力を維持し、精神的な疲労を防ぎます。
まとめ
3回にわたって、スポーツ選手として必要な【9つのメンタルスキル】についてnoteを書き進めてきました。重複した内容の部分もあるかとは思いますがとにかく重要な事は自分を知る=自己認識だと私は考えています。
どんな時に調子がいいのか?
前日の食事
睡眠時間
練習時間
どんな時の感情の起伏が激しいのか
リラックスできる自分の方法は何か
等々・・・
有名な話ではありますが、本田圭佑選手は自身のサッカーノートに起床・就寝時間、脈拍数、体重、食事の内容、排便の様子、練習内容の反省などを毎日書き込んでいたそうです。
ここまですることが、彼が世間からメンタルが強いと言わる理由だと思っています。
まずは「自分を知ること」から始めてみてはいかがでしょうか?
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