*今回に記事は、実際に企業等で導入さえれているチームビルディング・コーチングの方法を【サッカー】に落とし込んだものなります。私自身、また周囲の人間も実際に研修をうけ効果を感じているものを抜粋してお伝えします。1回では記事に納まりきらないため数回に分けてお伝えします。
はじめに
「サッカーにおけるチームビルディング」と聞くと、真っ先に思い浮かぶのは戦術や練習メニューといった“直接的”な要素かもしれません。もちろんそれも大事です。
しかし、勝負の世界で継続的に成果を上げるチームは、単に技術面だけでなく、選手一人ひとりの「在り方」や「ゴール設定」を含めた“心理的・メンタル面”にも目を向ける必要があります。
今回は「強固なチームビルディングと理想の姿を実現するためのステップ」について解説していきます。キーワードは在り方・理念・ゴール設定・コンフォートゾーン。一見、メンタルコーチングや自己啓発のようにも思えますが、スポーツやサッカーの現場でも、これらの要素を体系的に理解し、活用することでチーム力を大きく高めることが可能です。
理想を明確にするための「在り方」と理念の重要性
在り方とは何か
サッカーにおける「在り方」とは、単に「良い選手であること」「試合で活躍すること」だけを指すのではありません。むしろ「自分がどうありたいか」「どんな選手・チームでありたいか」という理念やゴールを設定し、それに向けて行動を重ねることで生まれる“姿”や“状態”を指します。
たとえば、周囲が苦しい状況でも常に前向きで、挑戦を続け、生き生きとプレーしている人はなぜ魅力的に映るのでしょうか。それは、その人が「1番ほしいもの」や「手に入れたい姿」を明確に描き、その実現に向けて努力しているからです。
在り方=GOALを設定し、行動し続けた結果として得られる自信や成果から生まれる自分の姿・状態
多くの人が抱える課題は、「やる気が出ない」「なかなか継続できない」という部分ですが、そもそも“本当に欲しい目標”が定まっていないことが要因になっている場合があります。いわば、「電車に乗り遅れそうなとき」は全力で走るのに、いざ自分の立てた目標に対しては走れない、という状況です。
理念と在り方を結ぶ行動サイクル
では具体的に、在り方を高めるためには何が必要でしょうか。ポイントは以下のステップです。
- 自分がどうなりたいか(理想像)を言語化する
- 測定可能なGOALを設定する
- それに向けて行動(PLAN/DO)を繰り返す
- 成功体験や小さな成果を積むことで自信を育む
この一連のサイクルが回り始めると、まさに「在り方」が変わっていきます。
例えば「高速ドリブルで相手を切り裂く選手になりたい」という理想像があったとします。そのために「左右両足のキック精度を1ヶ月で○○%向上させる」「対人練習で週に○○回は仕掛ける」など、定量化できる行動指標を設定するわけです。結果、達成感や手応えを感じると「自分はもっと上手くなれる」という自信が生まれ、自発的に継続できるメンタルが育まれます。
在り方を生み出す鍵は「理想像を描き、達成したいと“本気で思える”GOAL」を持つこと。
「定性ゴール」と「定量ゴール」を使い分ける
なぜ目標設定が続かないのか
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