はじめに
選手の自由な発想はもちろん重要だと思っています。
特に攻撃においては、あっと驚くようなプレーや誰もが想像しなかったプレーで魅了する選手がいればチームとしてはとても子事強いでしょう。
攻撃は選手の閃きがある種の見せ所であり、思わぬ突破口を開く時もあります。
一方で守備ではどうでしょうか?
とっさの閃き(ここでは危機察知能力という意味での閃き)で、ファインプレーなどはあるかもしれませんが、守備は攻撃よりも原理原則・チームの約束ごとを決め、役割を明確にしておく必要があると我々は考えています。
メッシやロナウド、また今回チャンピオンズリーグ(2024年現在)において通算100ゴールを決めたレヴァンドフスキのような選手は少し例外かもしれませんが、強力な個に対してチーム・複数人で守ることができれば強豪にも勝つチャンスが見えてくるかもしれません。
守備の個人原則・チャレンジ&カバーの原則を守っている個人は多いかと思いますが、試合全体を通してチームとしての守備の目的目標手段を達成できるチームは、もしかしたらなかなかいないのかもしれません。
というより、そういった【チーム】としての約束事が存在していないのかもしれません。
そこで今回は「エリア」を基準にした個人・チームとしてしての守備の目的を解説していきたいと思います。
本題
今回は守備のトレーニングを作成する上で理解しておくべき「3つのエリアの守り方」をまとめてみました。
エリアの理解に関しては、Method-Laboの中で強調して伝えてきました。
攻守ともにこれが異常に需要であり、ここの理解はチーム・個人戦術としても非常に重要だと考えています。
まずは下記の図をご覧ください。

まず守備と言っても場面やボールがあるエリアによって守りの目的が全く異なってきます。
詳しくは原理原則Part2をご覧いただければと思います。
私は、上記の図のような形で守備の整理をしてトレーニングを考えていきます。
前線からの守備(高い位置からの守備)
前線からの守備の目的は何か?皆さん分かりますか?
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