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【サッカー解説:システム分析編】「4-3-2-1」面を作って守る守備戦術

まずは以下の動画をご覧ください。TikTokにトレーニング動画を上げておりますが今回のテーマにも則しているものになります。

https://www.tiktok.com/@method_labo/video/7367911625816427797?is_from_webapp=1&sender_device=pc&web_id=7304984991208588808

今回はクリスマスツリーとも呼ばれるシステム4-3-2-1の守備についてみていきたいと思います。イタリアセリエAで無双していたアンチェロッティ監督(現レアルマドリー監督)率いるACミランが当時採用していたシステムです。現在ではあまり見かけられないシステムかなとも思っています。






では早速下記の図をご覧ください。

この図の水色のチームが4-3-2-1になります。あらゆる場所で三角形が出来上がっているこのシステムは非常にバランスの取れたシステムとも言えます。しかし、攻撃面では後ろに重く、幅を取った攻撃がなかなか難しいという側面もあります。もちろんその反面中央に人数がいるため適切な距離感を保ち、運動量豊富なアタッカー陣がいるととても面白いと思います。私も実際にこのシステムを採用した経験があります。






今回は守備の部分のメリットをみていきたいと思います。

キーワードとしては「面を作って守る」です。どのようなイメージかというと、まずは下記の図をご覧ください。


ボールに対してこのように4つの面を作ります。一般的な守備のブロックはゴールに向かって整体する形で作られます。しかし、4-3-2-1は斜めに面を作り、網を張ってそこの入ってくるボールを奪うといったイメージになります。じわじわとボールに対して圧力をかけていき、苦し紛れに内側へ入れてくることを狙っていきます。







この時に非常に大切なことは各面の間の距離感と隣の選手との距離感、そして相手のボールホルダーに対する圧力です。この3つが適切に揃うと無類の強さを発揮します。しかし、ボールホルダーにプレッシャーがかからなければ、網の中で自由にプレーをされてしまいます。







斜めの面なので相手も斜めの角度を作ってボールを受けることができます。そこのプレッシャーが甘ければ、簡単に前を向かれてしまいます。そして、図のような形でボールに対してプレスがかからないとこのシステムのウィークであるサイドチェンジされてしまうと後手に回ります。


全体が連動して適切な距離感を保ち、簡単に間にボールを入れさせないことができると相手はブロックの外側を回すしかなくなります。「自分達が相手にボールを保持させている」という感覚です。この感覚は守備をする上では非常に大切なマインドです。守備で主導権を握っているということは次の攻撃にも良い影響を与えます。「回させておいて、無理に入れてくるところを引っ掛けてカウンターにつなげよう」という意思統一ができます。







私がアドバイザーをさせていただいたチームで、このシステムと共通認識を確認したところ、失点が止まらなかったチームの守備が改善されて、カウンターから得点を奪うという好循環が生まれました。もちろんこのシステムは守備に特化したものであるとは感じていますので、攻撃でも優位性ができるシステムでもあります。







あくまで一つの考え方というイメージでみていただけましたら幸いです。

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