今回は昨季ブンデスリーガで降格県内を彷徨っていたバイヤー・レバークーゼンが今季無敗で優勝を果たしたというセンセーショナルな戦いについて書いていきたいと思います。
昨季は降格争いをしていた中、シャビ・アロンソ監督が就任。ちなみに彼は私と同じ歳です。勝手に意識しています笑
そしてトレーニング中は、現役さながらの美しい弾道のロングパスを見せる姿はまだまだ自分もボールを蹴らなければと思わせてくれます。
降格争いどころか6位まで順位を上げフィニッシュ。そして今季は、ハリーケインが加入してさらにパワーアップしたバイエルンミュンヘンを寄せ付けず無敗で優勝を決めました。今ヨーロッパで注目を集めているチームの一つではないかと思います。
ではどのようなフットボールを展開して行くのか見ていきましょう。
攻撃はショートパスを活用しながら相手陣内に進入していきます。技術的に優れたミッドフィルダーが中心となり、精密なパスで攻撃のテンポをコントロール。これにより、高いポゼッション率を維持しつつ、積極的にゴールを目指します。
ボールホルダーに対して複数の選択肢を作り続けていくことと、連動したビルドアップが特徴。そして高い位置からのプレッシングからボールを奪い、ショートカウンターでチャンスを作って行くという現代的なフットボールです。
ただボールを保持するというよりは保持によって相手を吊り出しスペースを作り出し、縦への意識を明確に持った攻撃を繰り広げていきます。
マンチェスターシティやバルセロナとは違った縦に早いポゼッションのスタイルで、足元というよりはスペースにボールを送りながら、また縦パスが入った後もワンツーやパス&ゴーにより相手の目線から外れて行く動きが多く緩急がついた攻撃により相手を攻略していきます。
世界的なタレントは他のビッグクラブと比較すると少ないですが、適材適所とはまさに現在のレバークーゼンのようなチームのことを言うのかなと見ていて感じています。
一方の守備もアグレッシブという言葉が当てはまります。前からのプレスが特徴的で、相手にボールを持たせることなく迅速に奪い返すことを目指します。5バックへの移行は、守備時の安定性を高めるためであり、特にカウンターを受けた時の対応が強化されています。
ボールを奪った後のトランジションの速さもレバークーゼンの大きな武器で、ショートカウンターから素早く攻撃に転じることが可能です。
まとめると
ボールにプレッシャーをかけて密集を作り出し奪ってショートカウンター
密集を作り出すことによって相手のカウンターを防ぐ、即時奪回
これを非常に高いレベルで継続していきます。
ヴィルツ、ホフマン、ジャカ、ボニフェイスといった選手たちの躍動感が素晴らしいです。優勝を決めたゲームでもヴィルツはハットトリックを達成。優勝に花を添えています。
レバークーゼンのベースのシステムは3−4−2−1。
あくまでベースで攻撃時は3−2−5。
守備は5−2−3がよく見られる形ではありますが、相手によって変化するということも特徴的です。
今後もレバークーゼン、シャビ・アロンソから目が離せませんね!!
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