皆さん、いつもMethod-Laboをご覧いただき、ありがとうございます。
2026年10月13日、YouTubeのチャンネル登録者が1万人に到達しました。
動画を見てくださった皆さん、登録してくださった皆さん、周りの方に紹介してくださった皆さん。本当にありがとうございます。数あるサッカーの発信のなかから、私たちの動画を選び、時間を使って見てくださっている。そのことを、あらためてありがたく感じています。
今回は、このチャンネルが始まったきっかけと、発信するうえで大切にしていること、そして、これから私たちが何を目指していくのかをお話しします。
「毎日投稿する」と決めて始めた
本格的に投稿を始めたのは、2025年8月15日です。そのとき、自分のなかで決めたのは「毎日投稿する」ということでした。
まずは、自分たちが考えていることを形にする。頭のなかにあるだけでは、誰にも届かない。だから、作って、出して、積み上げる。それを続けようと思いました。実際には毎日とまではいきませんでしたが、できる限り発信を止めず、ほぼ継続してコンテンツを届けてこられたと思っています。
出発点にあった、悔しい出来事
実は、その出発点には悔しい出来事がありました。LINEでコンテンツのアイデアについてやり取りしていたときに、こんな趣旨のことを言われたんです。
「小学生や中学生が見るコンテンツみたいで、それ以上の高校生や指導者、もっと上達したい人が見るような内容ではないな」
少し笑いを交えたような言い方で、私は、自分たちの考えている内容を馬鹿にされたように感じました。
もちろん、小学生や中学生に向けたコンテンツにも大きな価値があります。対象年齢によって、コンテンツの価値が上下するとは思っていません。ただ、そのときの言葉は、自分たちの発信が、より深く学びたい人には役に立たないと言われたように聞こえました。それが、率直に悔しかったんです。
それなら、自分たちの発信にどんな価値があるのか、実際に作って届けていこう。高校生にも、指導者にも、もっとサッカーを理解したい人にも、学びになるものを積み上げていこう。そんな思いから、加藤いたると一緒に、この活動を立ち上げました。YouTubeだけでなく、noteやホームページでも発信を続けてきました。
最初のきっかけは悔しさでした。でも、ここまで続けてきた今、支えになっているのは、見てくださっている皆さんの存在です。自分たちの発信を受け取ってくださる方がいる。その積み重ねが、今回の1万人につながったことを、とてもうれしく思っています。
プロ経験のない私たちが、発信を続ける理由
この節目だからこそ、お伝えしたいことがあります。私たちには、プロ選手としての経験はありません。プロの監督でもありません。そうした私たちの発信が、これだけ多くの皆さんに届いていることを、大変誇りに思っています。
もちろん、「プロじゃない人たちが何を言っているんだ」と感じる方もいらっしゃるでしょう。そのような声が出ることも、承知しています。プロの世界で培われた経験や知識には、大きな価値があります。私たち自身も、そこから学ぶことがたくさんあります。
一方で、プロ経験のある人だけがサッカーを教え、語れると考えてしまったら、どうなるでしょうか。地域のクラブや学校、子どもたちの身近な場所でサッカーを支えている指導者の役割は、とても大きいはずです。その人たちが、プロ経験がないという理由で伝えることをためらい、活動を諦めてしまったら、子どもたちがサッカーを学ぶ機会まで狭まってしまうと思います。
だからこそ、「サッカーを通して何かを学んでほしい」「サッカーの楽しさを、もっと広めたい」と思う人間が、学びながら発信することにも、意味があると考えています。
もちろん、思いがあれば何を伝えてもよい、ということではありません。自分たちの経験だけで決めつけず、情報を確かめ、異なる考え方にも触れ、必要であれば自分たちの考えを更新する。その責任は、これからも大切にしていきます。
登録者1万人という数字だけで、私たちの発信すべての正しさが証明されるわけではありません。それでも、プロ経験のない私たちの発信を、これだけ多くの方に受け取っていただけた。その事実には、大きな意味があると思っています。
今回の成果が、周りの指導者の方々にとっても、「自分の学びや経験にも、誰かに届けられる価値がある」と感じるきっかけになれば、うれしいです。私たちの活動が、誰かの一歩を後押しする。そこにも、この発信の価値があると信じています。
1万人は節目。ここからがスタートです
指導者が学び続けられる場所をつくる
本来の目的は、指導者がサッカーの情報をキャッチアップできる場所を提供することです。日々の仕事や練習に追われながら、新しい情報を探し、理解し、自分のチームにどう生かすかを考える。その時間を確保するのは、簡単ではありません。情報を見つけるだけでなく、「なぜそうするのか」「自分のチームではどう考えればよいのか」まで理解するには、さらに時間が必要です。
だからこそ、ここに来れば学べる。指導を考えるヒントが見つかる。そして、自分の指導を振り返るきっかけになる。そういう場所を作りたいと思っています。
最近では、指導者や選手に情報を届けてきた『サッカークリニック』の休刊も発表されました。長く情報を届けてきた媒体の存在は、大きかったと思います。情報の届け方が変わるなかで、指導者が学び続けられる場所を、どう残し、どう増やしていくのか。私たちも、その役割の一端を担っていきたいと考えています。
子どもたちがサッカーを続けられる環境を
もう一つ大切にしているのが、子どもたちがサッカーをする環境です。私たちは、もともと教員でした。部活動は、競技をするだけの場所ではありません。仲間と出会い、うまくいかないことに向き合い、自分なりに考え、挑戦する。そうした成長の場でもあることを、現場で見てきました。
今、その部活動の在り方が変わっています。地域で活動を支える取り組みが進む一方で、部活動の縮小や環境の変化のなかで、サッカーを続ける場所を見つけられない子が出てしまわないか。そこを、私たちは気にかけています。
サッカーをやりたいという気持ちがあるのに、通える場所がない。学びたいと思っているのに、身近にその機会がない。そうした状況を、少しでも減らしていきたいんです。住んでいる地域、所属する学校やクラブ、家庭の事情によって、学ぶ機会やプレーする機会が狭まってほしくありません。私立校や有名なクラブに所属していなくても、サッカーを深く学べる。競技の上手さにかかわらず、サッカーを楽しめる。そうした環境を、少しずつ増やしていきたいと思っています。
Method-Laboが目指すこと
指導者が学べる場所をつくる。その学びを、子どもたちがサッカーを楽しめる環境につなげる。これが、私たちの目指していることです。
活動を続けるための仕組みとして
ここは正直にお話しします。私たちは、この活動をビジネスとしても成立させていくつもりです。情報を届け続けるにも、教材を作るにも、子どもたちが活動する場所を用意するにも、お金と時間が必要です。良いことをしたいという気持ちだけでは、続けられないこともあります。
だからこそ、価値を届け、その対価をいただく。そして、活動を続け、より良いものを作る。思いを継続できる仕組みとして、その循環をしっかり作っていきたいと考えています。
- メンバーシップの開設を予定しています。
- 戦術ボードや練習ボードなど、皆さんが実際に使える教材も制作しています。
動画で学んだことを、自分のチームで考え、選手に伝え、練習につなげる。頭のなかにあるイメージを、ボードを使って見える形にし、選手と共有して理解を深める。そのような体験を、皆さんの手元に届けたいと思っています。サッカーをより深く知り、楽しむために使っていただけるものを作っていきます。詳しい内容は、準備が整い次第、あらためてお知らせします。
「サッカーを学ぶ、サッカーから学ぶ」へ
チャンネルの打ち出し方も刷新します。これまでの「聞き流すだけのサッカー講義」から、
サッカーを学ぶ、サッカーから学ぶ
へ。
- サッカーを学ぶ:戦術や技術、指導への理解を深めること
- サッカーから学ぶ:判断すること、仲間と協力すること、挑戦すること。競技のなかにある学びを、人としての成長にもつなげること
勝つために考える。その過程で、自分で判断する力も育つ。チームで目標に向かう。その過程で、人との関わり方も学ぶ。失敗したときに、何を変えるか考える。その経験が、サッカー以外の場面でも生きてくる。元教員である私たちは、そうしたサッカーの価値も伝えていきたいと思っています。
皆さんの声を聞かせてください
今、指導やプレーの環境で困っていることは何ですか。これから、このチャンネルで何を学びたいですか。指導者の方も、選手の方も、保護者の方も、ぜひコメントで教えてください。今後の発信や活動を考えるうえで、大切に受け止めたいと思います。
そして、子どもたちのプレーの場づくりに関心のある企業や地域の方とも、今後、一緒に取り組んでいけたらと考えています。
最後に
1万人まで支えてくださった皆さん、本当にありがとうございました。悔しさをきっかけに始めた活動が、今は、皆さんと一緒にサッカーの学びや楽しさを広げていく活動になっています。これからも、加藤いたるとともに学び、一つずつ積み上げていきます。
サッカーを学ぶ、サッカーから学ぶ。
これからのMethod-Laboも、よろしくお願いします。