「寄せたのに奪えなかった。だから失敗だった」。プレスをこう評価していないでしょうか。今回は、プレスを成立させる個人の技術を、よくある誤解と、本当はどうなのかの対比で整理します。
まず整理:プレスで奪える5つのもの
プレスで相手から奪えるのは、ボールだけではありません。我々は、奪えるものを次の5つに整理しています。
| 奪うもの | 具体的には |
|---|---|
| ボール | 奪い切って、攻撃のスタートにする |
| 時間 | 相手を急がせ、味方が戻る・陣形を整える時間を作る |
| 視野 | 相手を下向きにさせ、状況を見て判断する機会を奪う |
| スペース | 使いたい場所を消し、相手の選択肢を減らす |
| 前進の機会 | 縦へ進ませず、横や後ろへのパスを選ばせる |
ボールが奪えなくても、ほかの何かを奪えていれば守備の仕事は果たしています。指導者は「何を奪えたか」まで見て、選手に伝えてあげてください。
6つの必須技術
技術1 寄せる前のポジショニング
よくある誤解:プレスは寄せた瞬間に始まる
本当は:寄せる前に、もう始まっている
相手にボールが渡ってから全力で追いかけても、一歩遅れます。パスが出る前の立ち位置で、プレスの成否はかなり決まっています。
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