昨日行われたJ1リーグ第16節「浦和レッズvs FC町田ゼルビア」のゲームは非常に見応えのあるゲームでした。一言で「面白い!!」というゲーム内容です。
互いの持ち味が十分に出ていたゲームで、戦術的攻防のやり合いといった形でした。浦和のホームである埼玉スタジアムが素晴らしい雰囲気となっていました。
今回はDAZNでのTV観戦でしたが十分熱量が伝わってくるゲームであり、松井さんと林さんの解説も聞いていて非常にわかりやすく面白かったです。まだ見られていない方は是非ご覧ください!
(レッズの流れるようなビルドアップは最後にティックトックで掲載されてます)
昨年のJ1のチャンピオンはヴィッセル神戸、そして現在首位に立つ町田は共に非保持型のスタイルを持つチームです。昨今守備の強度を高く保ち、ショートカウンターから得点チャンスを窺い、攻撃もシンプルになっております(表現が悪くなってしまったらすみません。私は前に早いサッカーも大好きです。)
前線の選手たちに預けていきながらリスクを避けた攻撃スタイルですね。
その対称的なチームは川崎フロンターレや横浜Fマリノス、そして今年の浦和レッズになってきます。保持型のチームが苦しむ中、浦和レッズが町田に対してどのようなサッカーをしていくかが非常に楽しみなゲームでした。
互いの立ち位置、スタートポジションは上記のようにレッズ4−3−3、町田4−4−2。(番号は実際のものと違います。ご了承ください)
高い位置からプレッシャーをかけていく町田。それをGK西川選手、2CBを中心に意図的に前進していく浦和。前半立ち上がりからこの両チームの狙いがはっきりと出た試合となりました。
浦和のビルドアップの完成度は非常に高く、町田もなかなかボールを奪えない状態が続き、自陣まで押し込まれるシーンが多く目立ちました。
アンカーの岩尾選手、インサイドハーフの安居選手、伊藤選手がポジションを変えながらサポートし、偽SBでウイングの選手へのパスラインを作り町田のプレスを外していく様子は見事でした。ライン間の取り方、ウイングへのパスラインの作り方、GKを含めたボール保持など浦和の攻撃は非常に勉強になりますので、これはぜひ実際の映像を見ていただきたいなと思います。
意図的にボールを動かしていく浦和のサッカーは非常に面白いと感じます。一方町田はなかなか、ボールを意図的には奪えませんが、ハードワークし続ける選手たち。オリンピック代表候補の藤尾選手、オセフン選手の2トップを中心に本当に全員がハードワークをし続けます。
解説の松井さんも「これだけ奪えないと心が折れてしまう」といっていましたが、それくらい意図的にボールを動かされてしまっていました。それでも「心は折れず」やり続けます。これが今の町田を支えているメンタリティーだなと。そして、攻撃も前に早くアグレッシブ。平河選手のスピードに乗ったドリブルも非常に魅力的でした。町田の守備もぜひ映像で見ていただきたいです。勉強になることが非常に多いチームです。本当にどちらが勝ってもおかしくない好ゲームでした。まさに一つのミスが勝敗を分けるといった内容。
このようなゲームを毎節見ることができると、Jリーグも非常に盛り上がるのではないかと思いました。
町田のゲームはよく見ていますが、浦和も今後追っていきたいチームの一つになりました。
レッズのビルドアップはこちらでご覧ください。
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