守備のウィークポイント:間伸び
今回は守備のウィークポイントである「間伸び」。
これを防ぐために必要な要素を説明していきたいと思います。

図のように3ラインの距離が遠くなってしまうことを「間伸び」と言います。
これが守備時になぜいけないか?

このように大きなスペースを相手に与えてしまうことになり、また、距離が遠いため連動した守備ができなくなってしまいます。そして1人が突破されてしまった場合に、カバーもしにくくなってしまいます。
相手に時間やスペースを与えることは「自由に攻撃をしてください!!」といっているようなものですね。しかし、この間伸びを防ぎコンパクトな陣形をキープし続けることは非常に難しいです。攻撃においても間伸びしてコンパクトさがなくなってしまうと、サポートの距離が遠くなってしまい個の勝負になってしまいます。さらには互いの距離が遠いとボールを失った後に即時奪回が難しくなります。
コンパクトな陣形を保つために
コンパクトな陣形を保つために大切なことは、
これより先を読むには【有料会員登録】を済ませてください。
*このページ区間はすべての会員様に常に表示されます*
- チーム全体の意思統一
- 運動量
- ボールホルダーへのプレス
になります。
一番大切なことは1.の「チーム全体の意思統一」です。
なぜなら攻撃も守備も「この距離でやろう!」といったものがまずなければコンパクトさは保てません。
例えば今回は守備に重点を置いていますが、攻撃で「狭い局面で密集を作って突破していこう」というチーム戦術があった場合にロングボールを蹴ってしまってはコンパクトさを保つことはできません。ロングボールを蹴ったとしたら、素早く密集を作りにサポートにいく運動量がなければ成立しません。
このようにどのような距離感でプレーをするのかということが決まっていなければコンパクトにはなりません。守備でも同様です。どこからボールを奪いにいくのか?どこを守るのか?といったチームでの意思統一がなければコンパクトにはなりません。前の選手はボールを奪いにいきたい、しかし、後ろの選手は引いて守りたいとバラバラになってしまうと、間伸びが生まれます。
意思統一をすること、そして連動してコンパクトさを保つための運動量(時には長い距離のスプリントも必要です。)、そして、ボールを奪いにいくのであれば相手のボールホルダーへのプレスはマストです。
ではどのようなトレーニングがあるかというと、私はコンパクトを保つことは習慣だと思っていますので、例えばゲームの中のルールで、「全員が相手コートに入っていなければシュートを打つことはできない」というルールにします。これにより攻撃側の選手(特にD Fラインは)コンパクトにしなければならなくなります。※「コンパクトにすることのメリット」を選手に理解させることが必要です。
ボールを奪いやすくなる、ゴールを守りやすくなる、攻撃もサポートが早くなる、失った瞬間に奪い返しにいける、といったメリットを体感させることが大切です。
そして、この間伸びを防ぐためには「トランジション(切り替え)」も非常に大切な要素です。この切り替えが遅いと間伸びの原因にもなってしまいます。トランジションのT Rも一つご紹介させていただきます。
トレーニング紹介
5vs4+1(ポゼッション)

図のような形になります。青チームは5人でボールを保持します。赤チームは4人でボールを奪って隣のグリッドにいる味方にパスを繋ぎます。赤チームは全員隣のグリッドへ移動(サポートの距離を縮め、コンパクトな陣形を保ちます)、青チームは1人残して隣のグリッドへ移動しボールを奪い返しにいきます。
このトレーニングにより切り替えの習慣、コンパクトな陣形を保つ習慣を身につけていきます。
上記の文章のような意思統一、そしてそれを体現させるルール設定、そしてトレーニングにより習慣化していくことにより「間伸び」は解消されていくと実感しています。
このページをみるには有料会員の登録が必要です。