この言葉は皆さんも聞いたことがあるはずです。
スポーツ選手のみに必要な能力ではなく、今やビジネスマンにも必要な能力としてビジネス関連の書籍としても、レジリエンス力についての書籍が出ているという認識です。
レジリエンスとは、直訳すると「回復力」や「弾力」を意味し、心理学では失敗や逆境から立ち直り、目標に向かうことができる能力であり、また困難やストレスの状況においても、折れずに前進し続ける能力のことを指します。しかし、これは単に「何があっても負けない」という意味ではありません。逆境に直面した時、どのようにして自分を保ち、乗り越えていくかについてのアプローチです。
この力がなければ、失敗を恐れ、挑戦することや失敗に立ち向かうような行動を回避する傾向が強まってしまいます。
これはスポーツ選手としては望ましい姿ではありません。
レジリエンスを鍛えることは、精神的な落ち込み・絶望・失望から抜け出し、新しい挑戦を続けるために必要です。
しかし、レジリエンス力を鍛えるまたは利用するには段階があり、逆境から学び、成長するためのプロセスを理解することが重要です。
一般的な、レジリエンスの鍛え方は以下のようなものです。
失敗の原因を突き止める
失敗を分析し、理解することが重要です。失敗には予防可能なもの、避けられないもの、そして成長につながる失敗があります。これらを区別し、適切に対応することで、レジリエンスを鍛えることができます。
もっと端的に言えば
「その失敗はコントロールできたのか?」
を考えてみると良いでしょう。
そしてコントロールできるという回答が自分の中で得られれば、どのようにしたら失敗を防げたのかまたは最小の失敗で抑えれたのか?の原因が分かるはずです。
気晴らしの方法を見つける
堀江貴文(ホリエモン)も言っていました
「嫌なことがあったら寝る。寝て忘れる。次の日に引きずらない」
失敗から生じるネガティブな感情を効果的に解消するための自分なりの方法を考えてみてください。
- 深呼吸
- 瞑想
- 音楽を聴く
- 読書
ここで重要なのは、「そのことに没頭できる」がポイントです。
失敗したことが回想されてしまうようでは中々気晴らしには繋がりません。
自分に合った気晴らしの方法を見つけ、感情的に悪循環に陥ることを避けましょう。
逆境から学ぶ姿勢を持つ
困難を乗り越えた後、その体験から教訓を学び、自己成長につなげることができるかどうかがレジリエンスの鍵です。自分自身を俯瞰し、逆境から何を学んだかを考えることで、より強い自己を築くことができます。
レジリエンスは、単に精神的な強さを意味するだけでなく、失敗からの学びや自己成長のプロセスを指します。
よってここで大事なのが、私が散々伝えていますが記録を取るということ。
失敗し、それを克服した時にどのような取り組みをおこなったのか?どのくらいの時間がかかったの?
過去に失敗を克服した「成功体験」があれば私たちは必ずそれを乗り越えることができるはずです。
一度レジリエンスを身に着けると、逆境を乗り越えていく力が自然と身につき、スポーツ・ビジネスだけなく人生のあらゆる面で活かすことができるようになります。
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