サッカーというスポーツは常に「速さ」が求められ、それが年々上がっているなと感じます。ただし「速さ」と言っても単純に50mが速いというものではなく、様々な要素を含んだ「速さ」がサッカーには必要であり、それがサッカーというスポーツを面白くしていると私自身実感しております。
サッカー選手の速さとは何か?
重複にはなりますが、サッカーは単に「真っ直ぐ走ることが速ければよい」というわけではありません。というか、それだけではユース年代の県大会上位はもちろん狙うことは難しく、ましてやプロになるのは非常に困難でしょう。
私はサッカーにおける「速さ」は、4つに分類できると思っています。
1. 一瞬の瞬発的な速さ
ピッチの大きさは105m×68mです。
このピッチ上での瞬発力は、50m走のタイムを競うよりも、より短い20m程度の距離、もっと言えば2,3歩くらいの初速の爆発的な速さが求められると思っています。
長い距離を走る速さよりも、むしろ短距離でどれだけ速く加速できるかが重要です。この一瞬の速さがあれば、相手を置き去りにしてボールを受けたりすることが可能です。
皆さんも経験があるはずです。あの選手一瞬のスピードが速いな~と思った場面はいくつもあるのではないでしょうか?
2. ターン・切り返しの速さ
方向転換・切り返し(ボールを持っている時・持っていない時同様)の速さも非常に重要です。相手プレイヤーをいなし・かわすためには、素早いターンや切り返しが必要です。
ゴール前で何回も深い切り返しで相手をもてあそんでいるかのように、ゴールを決める世界のトッププレイヤー達が多くいますが、彼らのターン・切り返しは「速く」て「深い」。
またDFも同様に、FWの素早い切り返しに難なく対応し相手とボールの間に体をいれてボールを奪取しています。
走る速さもちろん重要ですが、このターン・切り返しの速さもサッカーをやるうえではとても重要な要素ですね。
アジリティー能力が高いといった言葉でも、表現されるかと思います。
3. 判断の速さ
私は個人的に、この「判断が速い」選手にとてもワクワクします。
やはりバルサの一時代を築いた、イニエスタ・シャビはここの能力に関しては世界最高峰だと思っています。
彼らは卓越したフィジカルがあるわけでも、アジリティー能力が秀でていたわけでもありませんが、判断のスピードが常人でないことから世界トップに立つことができたと私は考えています。
フィジカル能力が足りなくても、判断で十分補うことは可能。
彼らのプレーを見ているとそんなメッセージを感じ取れますね。
では具体的にどうしたら、判断のスピードを高めることができるのか?
以下の記事を参考にしていただければと思います.
コメント