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【サッカー講義】なぜ前線の選手の枚数は「4」か「5」か?

Jリーグ第4節までを見ていて感じた、可変システム(攻撃におけるシステム変更)についてここに述べます。結論としては、3-2-5、2-3-5、あるいは2-4-4の形態を取る形が多い。現代サッカーの5レーン理論や、相手の多くが守備時に5バックや4バックを形成することから、数的優位や数的同数の観点を考えると、前線が5人または4人になるのは必然的な現象だと考えられます。

ただし、ここで挙げる数字はスタート時のシステムそのものではなく、ボール保持時に選手が移動した結果として現れる「配置の一場面」です。スタートが4-4-2でも3-4-2-1でも、サイドバックやウイングバック、ボランチの立ち位置が変われば、最終的に3-2-5、2-3-5、2-4-4へ到達できます。可変システムの本質は、数字を変えることではなく、誰がどのレーンと高さを担当するかを変えることにあります。


我々は書籍の中で、可変システムを「カメレオンシステム」と呼びました。可変の最大の目的は、相手にとっての「ズレ」や「ミスマッチ」を生み出すこと。得られるのは、特定のエリアでの数的優位と、相手のマークの混乱の二つです。「誰が誰をマークするのか」の基準が曖昧になり、その一瞬の迷いを突いてフリーな選手を作る。 3-2-5も2-3-5も2-4-4も、この目的のための形に過ぎません。





前線が「4」で成立する条件 ── 質的優位とピン留め

まず前線が4人の場合(2-4-4など)。相手が4バックまたは5バックだと数的同数か不利にはなりますが、前線に圧倒的な「個」(例えば鹿島でいうレオ・セアラ選手のような存在)がいる場合は、1人で相手ディフェンスに対して質的優位を作れるため、4人でも成立すると考えます。ここでいう質的優位とは、単純に1対1で抜けることだけではありません。1人のフォワードが2人のセンターバックをピン留めできれば、前線が4人であっても、ほかの3人が使えるスペースや時間は増える。人数上は同数または不利でも、相手の守備者を何人拘束できるかによって、実質的な優位は変わります。

第4節の東京V戦でレオ・セアラ選手は2得点(42分はエウベル選手の左サイド突破からラインブレイク、50分は植田直通選手の折り返しを押し込む)を挙げ、開幕4試合連続得点となりました。これは2-4-4という配置そのものを証明する数字ではありませんが、前線の「個」に任せられる範囲が大きいほど、後方や中盤に人数を残す設計を選びやすくなる、という仮説を支える一つの材料にはなります。

講義「8つの優位性」では、質的優位を「個人の能力において対峙する相手を明確に上回っている状態」と定義しました。一人いるだけでチームの戦術の幅は大きく広がり、数的優位や位置的優位がなくとも強引に局面を打開できる。書籍のカウンターの項でも、前線の選手の質を「前線にタレントがいてこそ成り立つ」と整理しています。前線を4人に抑える設計は、この“個”への信頼を前提にしています。





2-4-4の中盤4枚 ──「後ろに6人いる」だけでは成立しない

2-4-4の中盤4枚により、カウンターのケアやレストディフェンスが十分に可能な形となります。これが良い悪いというわけではなく、カウンターをケアしつつ前線の質的優位で有利な形を取りながら攻撃する、という選択肢も十分あり得ます。ただし、

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