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【サッカー講義】スペインを止める守備戦術は、存在したのか?

あのスペインを、守る側はどうすれば止められたのか。

大会を通じて、対戦国はさまざまな守備方式でスペインに挑みました。低いブロックでスペースを消すチーム。人を基準に捕まえに行くチーム。その中間を選ぶチーム。そして実際に、スペインの攻撃を抑えたチームはありました。しかし、最終的にスペインを大会から敗退させるチームは現れませんでした。抑えられたのに、なぜ勝てなかったのか。守備を語ることは、攻撃の正体を語ることでもあります。

前提

まず、前提となる事実を確認します。グループステージで、カーボベルデはスペインと0-0で引き分けています。ボール保持率はおよそ25パーセント。コンパクトな4-5-1のローブロックを長い時間維持し、ライン間を閉じ、ボールへ圧力をかけながら、スペインの前進を遅らせ続けました。FIFAの分析でも、この守備は評価されています。つまり、90分間無失点に抑えたチームは、確かに存在したのです。決勝のアルゼンチンも、コンパクトなブロックを土台に106分まで無失点で耐えました。

それでも、スペインは優勝しました。決勝進出の時点で7試合1失点。枠内シュートを打たれた本数も大会最少クラスです。

先に結論です。スペインを抑える方法は、一つではありませんでした。カーボベルデのように低い位置でスペースを消す方法も、中盤の受け手に人基準の対応を強める方法も、一定の成果を挙げています。しかし、守備だけで勝利までたどり着いたチームはありませんでした。スペインに勝つために必要だったのは、守備方式の選択そのものではなく、奪った後に即時奪回を回避し、相手ゴールへ前進し、少ない機会を得点まで完結させる──守備から攻撃までを一つにつないだ設計です。





守備の考え方 ─ 今回は代表的な3つに整理する

最初にお断りしておくと、これは守備戦術の正式な分類ではありません。実際の守備には、ローブロック・ミドルブロック・ハイプレスというブロックの高さ、ボール基準、スペース基準、人基準、パスコース基準、そして混合型と、複数の分類軸があります。今回は分かりやすくするため、三つの代表的な考え方に整理します。

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